私達は意外と自分のことをわかっていない場合があります。
メディアに踊らされて、自分の本当の希望ではないことを、自分の夢や幸せだと思いこんだり。世間の競争に押されて、自分の本心では望んでいないことを、自分の幸せの条件だと思ったり。
ですから、一度、自分が幸せだと思う時はどういう場合か、真剣に考えてみませんか?
- たくさんボーナスをもらった時?
- 恋人が優しかった時?
- 子供がよい成績をとった時?
- 仕事で昇進した時?
- 試験に合格した時?
- おいしいケーキを食べた時?
- ダイエットに成功した時?
自分がどういう時に幸せを感じるのか、静かな時間を取って、紙に書き出してみましょう。
具体的に書き出してみると、自分をどういう状況にすれば幸せにできるのか明確になります。
一度書き出してみて、5分くらい時間をおいて、もう一回書き出したことを見てみて下さい。
その中に、実は「エセ希望」が含まれてみませんか?自分ではなく、他人が望んでいる、他人の希望のための事が含まれてみませんか?自分としてはあまり望んでないし、それをしても幸せと思わないけれど、〇〇が喜んでくれるから、〇〇が望んでいるから、という事が含まれていたら要注意です。(〇〇には親、配偶者、上司、子供、友人などが入ります)
「エセ希望」が含まれていたら、線で消しましょう。
そして、書き出した事の中で、自分の力でどうにかできることが幾つあるか、考えてみましょう。
私の場合。
- 犬たちが元気で、一緒に遊んでいる時。
- おいしいお菓子でお茶の時間をゆっくり満喫している時。
- 好きなアーティストのライブに行っている時。
- 感動する本に巡り合えた時。
- 家の中を整理整頓できた時。
- 仕事での目標を達成してチームでお祝いした時。
- 仕事で新しい契約が取れた時。
- 人間ドッグで問題なく、健康体だと確認できた時。
- 緑の中を散歩している時。
- 頑張っている女性達と話し合えた時。
などが、幸せを感じられる時です。
こうしてみると、➁➂④⑤⑨⑩は、自分が動くことで作り出すことができる幸せだとわかります。⑥⑦は、自分の力だけでできるわけではないけれど、自分が努力できることがあります。①⑧は、自分の力の及ばないところもあるけれど、少なくとも注意して、犬たちや自分の健康を守るためにできることはあります。
つまり、10項目のうち、60%は自分の行動次第、40%は自分の力がすべてとはいわないけれど自分ができることがある、となります。つまり、自分の幸せは、王子様や誰かが運んできてくれなくても、自分の行動力で創り出すことができるのだとわかります。
そう考えると、幸せは全部とはいかなくても半分くらいは自分の力で作り出せる、コントロールできるとわかります。
「幸せになりたいなあ」と漠然と思っていても、どういう状態を望んでいるのかゴールをはっきりさせておかないと、たどり着くことができません。
まずは、どういう場合に自分が幸せと感じるのか、それは自分の力でどうにかできることなのか、確認してみましょう。