自分は何のために生きているのだろう・・・。
どこへ向かっているのだろう・・・。
そのように感じる時は、人生を貫く目標、ライフゴールをじっくり考えてみる機会ともいえます。
前回ライフゴールを見つけるためには自分に7つの質問をしてみるとよいと書きましたが、中でも7つ目の質問「自分のことをどのように人に記憶してもらいたいか?」は最も重要な質問です。
この質問は「自分が死んだ後、自分の事を周りの人々にどのように覚えておいてもらいたいか?」と言い換えることもできます。
人はいつか必ず死にます。
縁起でもない話で考えたくはないかもしれませんが、生物である以上、死は誰にでも必ず訪れます。死んだ時に自分のお墓に墓碑銘を刻むとしたら、どのような言葉を刻んでもらいたいですか?
日本のお墓は墓碑銘をあまり刻まないので、西洋のお墓をイメージしてみましょう。
海外のドラマを見ていると時々墓地で亡き人を偲ぶシーンがありますよね。その時に墓石に亡き人を象徴する言葉が刻まれています。
「素晴らしい母親であり、愛に溢れた妻であったルーシー・ブラウン」
「生涯をかけて医者として患者さんのために尽くした私達の誇りである父、ジョージ・ヒルズ」
のように、その人の人生を表す言葉が刻まれています。
自分だったら、どのような言葉を墓石に刻んでもらいたいですか?
それが7番目の質問「「自分が死んだ後、自分の事を周りの人々にどのように覚えておいてもらいたいか?」の答えになります。そして、自分が真に大切にしている価値観は何か、自分が本当に望んでいることは何かを見つめ直すことになります。
自分の墓石に
「高級ブランドバックをたくさん持っていた鈴木花子」
「出世競争に勝ち抜き、皆を驚かせるようなディールをたくさん獲得して60歳までばりばり働き定年を無事に迎えた鈴木太郎」
「シミひとつない色白の皮膚をキープしてダイエットでいつもスタイルがよかった高木由紀子」
「ゴルフでスーパースコアを出し続けて皆をあっと言わせた高木次郎」
などと刻みたいと思わないですよね?
「いつも美しく優雅で周りの人々を幸せにしてくれた鈴木花子」
「すべての事に熱意と努力を注いで、人々から尊敬された鈴木太郎」
のように墓石に刻んでもらった方がいいですよね?
自分が死を迎えた時、自分の生涯を総括する言葉を選ぶとしたら、どのような言葉にしたいですか?じっくり考えてみましょう。
ちなみに私の場合は
「最期まで人生を思いっきり楽しみ、笑顔に溢れた生涯を送った」
と墓石に刻んでもらいたいと思っています。