オフィス・ライトハウス
ポジティブ心理学実践ワーク
ライフゴール

ライフゴールを探すワーク④ Be-Do-Actionの3つのゴールを書いてみましょう。

これまでの「ライフゴールを探すワーク①~➂」で、自分に7つの質問をしたり、自分の墓碑銘を考えてみたり。
あるいはへドニア的な事とユーダイモニア的な事の違いを考えてみたり。
自分がどのような事を大切に思っているのか、自分はどんな人生を望んでいるのか。
様々な考えが書き出されていったと思います。
次はそれらの思いや考えを、統合していきましょう。

ミシガン大学のVictor Strecher教授は、ライフゴールを探すためには「Beゴール」「Doゴール」「Actionゴール」の3つの円を書くことを勧めています。
紙に3つの大きさの円を書きましょう(なるべく大きく書いたほうがいいです)。そして、3種類のゴールを書きいれていきます。

  • Beゴール(ビー・ゴール):こうありたい、こういう自分でありたいという自分の願い、指針。墓碑銘に書いてもらいたい言葉のように、自分が最も大切だと思う価値観です。
  • Doゴール(ドゥー・ゴール):Beゴールを実現するためには、どのような状態でいればよいのかを書きます。
  • Actionゴール(アクション・ゴール):Doゴールを実現するためにはどのような行動を取ればよいのかを書きます。

Beゴールは一つである必要はありません。むしろ、複数ある人の方が多いでしょう。
社会に貢献できる人でありたい。子供達にとってよい親でありたい。生徒達をよりよい将来へ導く教師でいたい。あるいは、いつも笑顔を絶やさない人でいたい。周りの人達に感謝する人でいたい。
多様で多面的なBeゴールが並列していて、全く問題ありません。

大切なのはBeゴール→Doゴール→Actionゴールの順番で書いていく事と、それぞれのBe―Do-Actionに統一感があることです。

Beゴールの一つが「静かで落ち着いた暮らしを営む」という事だった場合、Doゴールが「メディアに意見を発信するメッセンジャーになる」となると、ちぐはぐです。

例えば、Beゴールが「喜びを創り出す人でいる」であれば、Doゴールは「創意工夫できる」ことになり、Actionゴールは「読書をたくさんする」「絵を描く」になるとします。この場合は、Be、Do、Actionに統一感があります。
Beゴール、Doゴール、Actionゴールが、一本筋が通っていることが大切です。

一方で、この3つの円を書くと、時々Doゴールから始まってしまう人もいます。その際の軌道修正の方法を次回ご紹介しましょう。

※ミシガン大学のVictor Strecher教授による講義「Finding purpose & meaning in life: Living for what matters me most」を参考にしています。

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