Beゴール、Doゴール、Actionゴールを書き出す時には、そこの一本筋が通っている、統一感がある事が大切です。
しかし、私達は時々間違ったゴールを策定してしまう時があります。
たとえばBeゴールに「体重を減らしたい」と書いたとします。そしてDoゴールは「ダイエット」「運動」と書き、Actionゴールには「炭水化物を減らす」「お菓子を食べない」「毎日スクワット」などと書いたとしましょう。
でも、「体重を減らしたい」は、本当にBeゴールでしょうか?Beゴールは、人生を通して「こうありたい」「こうなりたい」というゴール、方向です。「体重を減らしたい」は「こうしありたい」というゴールとはちょっとずれている気がしませんか?
「体重を減らしたい」理由は何でしょう?もしメタボで糖尿病になりそうだという医師の意見があるなら、体重を減らしたいというよりも「健康でいる」ことがゴールではないでしょうか?
あるいは「体重を減らしたい」理由が、「素敵なワンピースを着てデートしたい」「きれいだと周りから言われたい」ということでしたら、本当のゴールは「すてきなパートナーと暮らしたい」ことかもしれません。
あるいは「体重を減らしたい理由」が、ランニングができるようにするということでしたら、「活動的に過ごす」「運動をして健康に過ごす」ことが本当のBeゴールでしょう。
Be-Do-Actionのゴールに迷いを感じた時には、次の3つの質問を自分にしてみましょう。
- 私のゴールの一つはもっと〇〇〇になることだ。
- なぜ私がもっと〇〇〇になりたいかという理由は、□□□したいからだ。
- □□□になるための〇〇〇は、◇◇◇することで達成できる。
- □□□→Beゴール
- 〇〇〇→Doゴール
- ◇◇◇→Actionゴール
となります。
先ほどの「体重を減らしたい」ゴールについていえば・・・。
- 私のゴールの一つはもっと「体重を減らす」ことだ。
- なぜ私がもっと「体重を減らしたい」かという理由は、「活動的に健康に過ごしたい」からだ。
- 「体重を減らす」は、「食事のカロリーを抑える」「一日30分運動する」することで達成できる
となります。
自分の人生を通して「こうありたい」「こうなりたい」というゴールをBeゴールに書くようにしましょう。
※ミシガン大学のVictor Strecher教授による講義「Finding purpose & meaning in life: Living for what matters me most」を参考にしています。