どういう時に自分は幸せを感じるのか。考えてもはっきりわからない。あるいは本当はそうでないのに他人の期待に沿って幸せを規定しているエセ希望。そういうものを排除するために、逆から考えてみると、自分の求めているものが何かクリアーになるかもしれません。
自分が「やりたくない!」「こういう状況は避けたい!」「こういう自分は嫌だ!」という、こうなりたくない、やりたくない、ということをリストアップしていくと、自分の求めていることが浮き彫りになる場合があります。
「やりたくない」「こういう状況は避けたい」ということがわかれば、その逆の事態が、自分が心地よい、幸せだと感じることになります。
それに「やりたくないこと」は、「やりたいこと」よりも、思いつきやすく、どんどん書き出せる場合が多いのです。
- 残業ばかりの仕事は嫌だ。
- 周囲の人とぎすぎすする職場は嫌だ。
- 信頼できない恋人や伴侶は嫌だ。
- 太って体が重い自分は嫌だ。
- 家の中がごちゃごちゃ汚れているのは嫌だ。
- お金の心配ばかりする生活は嫌だ。
「~は嫌だ」ということは、けっこうスルスル出てきますよね?(笑)
それがわかれば、その反対の状況が、自分が求めている状況で、幸せだと思う状況です。
上に挙げた反対の状況というと
- ワークライフ・バランスが取れる働き方をしたい。
- チームワークを大切にして仕事をしたい。
- パートナーは信頼できることが一番だ。
- 整理整頓した場所で暮らしたい。
- お金をきちんと管理して、将来設計できるようにしたい。
ということになると思います。
それがわかれば、そういう方向を目指していくためにできることを考えていこうと思えるわけです。
自分の望んでいる方向をはっきりさせるためにも、自分が「やりたくないこと」を書き出してみましょう。