オフィス・ライトハウス
ポジティブ心理学実践ワーク
ライフゴール

ライフゴールを探すワーク⑦ ライフ・トラッキングを利用しましょう。

Be-Do-Actionのゴールを決めて、さあ、行動に移していこうと思った時。つまづいてしまう原因が主に2つあります。

  • 日々の家事や仕事に追われて、長期のライフゴールに取り組む時間がない。
  • 自分の日常と、ライフゴールが結びつかない。

どちらの原因でつまづくにしても、ライフ・トラッキングを実践することで解決に近づけると思います。
ライフ・トラッキングとは、自分が1日24四時間をどのように使っているのか確認することです。

週末を含む1週間、朝起きてから夜寝るまで、自分が何をしていたか記録してみましょう。徹底的に自分の時間の過ごし方を記録していきます。15分単位か30分単位で記録していきましょう。
スケジュール帳に書いてもよいですし、紙に書き出していってもよいでしょう。エクセルで表を作って記録する方法もいいでしょう。あるいはタイム・トラッキング用のアプリを活用する方法もあります。
正確に、正直に、できるだけ細かく記録する事が重要です。

食事、仕事、掃除、入浴、通勤、睡眠、その他の家事、テレビを見ている時間、Twitterやインスタグラム等のSNSの時間、ぼうっとしている時間。すべてを記録しましょう。

1週間記録をつけ終わったら、その表をじっくり見てみましょう。
そして、次の5つの分類に何時間くらい使っているか集計してみましょう。

  1.  生活のために必要な時間(家事、入浴、身支度、食事等)
  2.  睡眠時間
  3.  仕事に関係する時間(通勤時間を含む)
  4.  楽しみの時間(友人との食事、映画鑑賞、サッカーの試合を見る等)
  5.  健康のための時間(通院、スポーツジムに行く時間、筋トレ、ジョギングの時間)

次に、①~⑤に分類されない時間は何時間あるか、計算してみましょう。
テレビを何となく見ている、目的もなくネットサーフィンしている、暇つぶしにSNSをチェックしている等の時間です。これらの時間は、非生産的で、時間泥棒になりやすいのです。それなのに意識から抜け落ちやすい時間です。帰宅してテレビをつけて、何となく同じようなニュースを繰り返して見ているうちに2時間経っていた・・・という事はありませんか?
特に目的もないのにネットの情報を見たり、他人のSNSを見ているうちに、1時間があっという間に過ぎていた・・・という事はありませんか?
意識せずに特別な目的もなく過ごしている時間は、確認してみると結構大量になっている事が多いのです。
ライフゴールを定めたけれどそのための行動を起こす時間がないと思う人は、まずはこの「無分類の時間」を認識して、その時間をライフゴール達成のための行動をする時間に変えていきましょう。

 

また、日常生活とライフゴールが結びつかないという場合は、ライフ・トラッキングで記録した時間の過ごし方を見て、自分のライフゴールと結びついている時間がどれくらいあるかチェックしてみましょう。

仕事をしている時間がすべてライフゴールと結びついているわけではないかもしれません。ただ仕事でパワーポイント資料を作成している時間は、将来セミナー講師になるというライフゴールを持っている人からみれば、立派にライフゴールと結びつています。

また、将来健康によい糖質オフのお菓子を製作、販売する仕事をして、お菓子が好きだけれど糖質が気になる人達に喜んでもらいたいというライフゴールを持つ人にとって、家族のために料理をしている時間は、ライフゴールと結びついているといえるでしょう。

ライフゴールのActionゴールとダイレクトに結びついていなくても、間接的に結びついていれば、それは目的に向かって歩んでいる時間といえます。

ライフ・トラッキングして自分の時間の過ごし方を確認したら、自分のライフゴールと関係のある時間がどれくらいあるか計算してみましょう。
1日2時間あれば、それはすごいことです。1ヵ月で60時間、1年あれば720時間のライフゴールへ結びつく時間を過ごしているわけです。720時間は30日分にあたります。1年のうち1ヵ月を自分のライフゴールのために活動しているならば、あなたの人生は十分に目的を持ったパーパスフル・ライフであると言えるでしょう。

自分の時間の過ごし方をチェックしてみたら、ライフゴールに結びついている時間が全然なかったという場合は、前述したように「無分類の時間」、何の目的もなく無意識にだらだらと過ごしている時間を、ライフゴールに結びつくActionゴールの行動を起こす時間に変えていきましょう。

 

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