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ポジティブ心理学実践ワーク
ポジティブ心理学

ネガティブな感情の対処法 心配事はコンパートメント化しましょう。

Compartmentalize(コンパートメンタライズ)という心理学用語があります。日本語ではコンパートメント化といい、感情や悩みを隔離し、区分することです。

  • ある事がとても不安で、考えないようにしようとしても、つい考えて心配になってしまう。
  • 頭の中にその心配が常にぐるぐる回っている。
  • 何をしていても、ついその心配事を考えてしまい、目の前の仕事や家事に集中できない。

そのような場合の対処法の一つとして、その心配事について悩む日時を決めて、スケジュールに書いておき、心配事を他の生活と区分して、コンパートメント化します。そしてその時間は、その心配事について徹底的に悩みます。1時間前後時間を取っておくといいでしょう。

視覚的に、心配事をコンパートメント化したとわかるように、スケジュール帳等に、その時間を□で囲って、「コンパートメント化の時間」「思いっきり悩む時間」などと書いておきます。□で囲っておくことが大切です。目で見て、心配事がコンパートメント化されている事を確認するのです。

コンパートメント化の時間をブロックしたら、他の時間はなるべくその心配事を忘れるようにします。そうはいっても、頭にその心配事は浮かんでくるでしょう。そうしたら、「〇月〇日〇時~〇時にコンパートメント化の時間を取ってある。その時に思いっきり悩もう」と自分に言い聞かせます。

そしてコンパートメント化の時間が来たら、気が済むまで悩みます。1時間前後と書きましたが、自分が必要なら2時間でも3時間でも構いません。集中して心配して、悩みます。

一つの心配事を徹底的に悩んでいると、心身ともに疲れてきます。そんなにたくさん悩んでいる事が無意味な気もしてきます。あるいは、集中して悩んでいるうちに、もしかするとこう考えられるのではないか?こういう手は打てるのではないか?などと、アイディアがポンと浮かんでくることもあります。そうしたら、しめたものです。心配事や不安から抜け出すきっかけを見つけることができます。

心配事や不安が、人生のすべての時間に浸食しないよう、コンパートメント化で、心配事を特定の時間の中に閉じ込めましょう。

一つ注意して頂きたい点は、コンパートメント化する時は、心配事は1回に1個づつにして下さい。関連性のある心配事はまとめて心配してよいのですが、関係性のない心配事を複数1つのコンパートメントの時間で悩む事はやめましょう。心配事に集中できなくなり、対策のアイディアも出てきにくくなるからです。

 

 

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