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ポジティブ心理学実践ワーク
ポジティブ心理学

ポジティブ心理学を学べる映画 「happy」

以前、ポジティブ心理学のポイントを学ぶことができる映画を本ブログで紹介しましたが、今回はポジティブ心理学そのものをテーマに取り上げた映画を紹介したいと思います。

2011年公開作品の「happy しあわせを探すあなたへ」です。ロコ・ベリック監督作品。ドキュメンタリー映画です。

2022年7月30日現在、アマゾンプライムビデオで配信中(レンタル料金400円かかります)。

もう10年前の映画ですが、この映画の問いかけるテーマは、今の方が一層心に迫るものがあると思います。

米国では「Happy」でいることが求められる、どうしたらハッピーでいられるのか、多くの人々が模索しています。その中で、「人が幸福を感じるためにはどうすればよいのか?」という事を科学的に調査、研究する学問が発展していきます。ポジティブ心理学もその一つに含まれます。映画には、ポジティブ心理学や行動心理学、脳認知科学などの著名な科学者や研究者達が見解を述べています。そして、アメリカだけでなく、世界各国で、幸せだと感じている人々を取材していきます。

日本も出てくるのですが、日本の場合は、ハッピーから遠い人々、多くの物を犠牲にして働く事に人生の大半を費やしている人々として紹介されていて、日本人としては少し悲しいですね。映画が取り上げた満員通勤電車、疲れ切った帰路の電車の中で居眠りするサラリーマン、夜遅くまで続く飲み会など、確かに、今でも日本でよく見るシーンです。そして、幸福とはとても言えそうにないシーン・・・。日本人の過労死も取り上げられていて、過労死はKaroushiとそのままアルファベットになっていました。過労死が日本の労働の暗い面を象徴する世界共通の言葉となっているとすると、とても悲しいことですね。

アジアの国でインド、ブータンの人々も取り上げられているのですが、日本との対比が考えさせられます。

この映画の中で、トラックの下敷きになり顔半分が傷つけられ麻痺した女性が、悲劇的な事故の後、立ち直り、新しい幸せを見つけて、「今私は幸せよ」と満面の笑顔を浮かべるシーンがあるのですが、彼女の笑顔は、嘘偽りなく、輝いていて美しいものでした。悲しい出来事の後でも、それを乗り越え、成長し、新しく進んでいくことができる。それを体現した人々の姿に胸を打たれます。

他にも見ているうちに涙が溢れてくるストーリーが織り込まれていて、見終わった後、自分を見つめ直したくなります。

教科書や難しい本ではなく、リアルな人物達と、著名な学者達の簡単な解説つきで、ポジティブ心理学のポイントがわかる映画ですので、お勧めです。

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