オフィス・ライトハウス
ポジティブ心理学実践ワーク
エモーション・マネジメント

エモーション・マネジメント④ ムード・メーターは他の人にも使えます。

「エモーション・マネジメント➂ ムード・メーターを利用してみましょう。」で紹介したムード・メーターを使って、自分が感じている感情のグループと、感情を的確に表す言葉を探すことは、感情をデータとして扱い、客観的に自分の感情を見つめる事に役立ちます。

 

エモーション・マネジメント➂ ムード・メーターを利用してみましょう。エモーション・マネジメント...

ただ、レッドやブルーのカラーに属する感情は「心地よくない」種類の感情ですが、だからだめだ、悪いということではない点にご注意下さい。レッドやブルーのグループに属する感情も、人間として感じることが当たり前の感情です。

そして、それぞれのカラーの感情の時に向いている行動があることも知っておきましょう。

  • レッドの感情 ⇒討論、議論に向いています。
  • イエローの感情 ⇒問題解決に向いています。
  • ブルーの感情 ⇒クリティカルシンキング(批判的な思考)、詳細な分析に向いています。
  • グリーンの感情 ⇒協働、協力に向いています。

このように、それぞれのカラーの感情に適して行動があることを知っておきましょう。どの感情も、活用価値があるのです。

また、感情を抱くのは自分だけではなく、他の人達も当然感情を持っています。他の人がどのような感情を感じているのか推察し、ムード・メーターのカラーのグループを特定する事は、コミュニケーションに役立ちます。同じ出来事に遭遇しても、経験、文化、環境等によって、生まれる感情は異なることも度々あります。

親しい仲であれば、ムード・メーターのどこの感情を感じているか尋ねてみるのもよいでしょう。

他の人がどのように感じているかを想像する事は、共感力(エンパシー)を高め、人とのコミュニケーション力を向上させます。

一方、自分の感情がいつもレッドのグループばかり、あるいはブルーのグループばかりの場合は、ネガティブな感情に押しつぶされそうになっていたり、大きすぎるストレスを感じて苦しくなっているケースがあります。そのような状況では、感情をそのまま放置するのではなく、他のカラーのグループ(イエローやグリーン)の感情も感じるようにアクションを起こしたほうがよいでしょう。

次回はどのようなアクションを起こすと、イエローやグリーンのグループの感情が増えていくか、紹介していきましょう。

※イエール大学の「Managing Emotions」の講義を参考にしています。

 

 

 

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