オフィス・ライトハウス
ポジティブ心理学実践ワーク
エモーション・マネジメント

エモーション・マネジメント⑥ 感情を管理する行動戦略

感情を取り扱うなら、なるべく自分の役に立つように、自分を傷つけないように、処理したいものです。
自分の役に立つ、ヘルシーなエモーション・マネジメント(感情管理)の方法には行動戦略と思考戦略の2種類があります。まずは感情を管理するために有効な行動戦略を紹介しましょう。

体をケアする

  • 意識的な呼吸をする
  • ヘルシーな食事を取る
  • 良質な睡眠を6~8時間取る
  • 運動する(20分以上)
  • マッサージする(自分でするか、他の人にしてもらう)

他の人との繋がりを実感する

  • 助言や社会的サポートを得る
  • 親しい人と心が穏やかになる時間を過ごす(食事やお茶を共にする等)
  • カウンセラーなど専門家の意見を聞く
  • わだかまりがあるなら思い切って謝罪する、あるいは謝罪を受け入れ許す
  • 他の人と話す、あるいは他の人の話を聞く

リチュアル(自分なりの儀式)を作る

  • いつまでに、何をするという具体的な目標を定める。(12時までに掃除を済ませるなど)
    これまで自分が成し遂げた成功や実績を思い出す(シチューが上手く作れた等小さい事で構いません)
  • 自分が抱えている感情を消化するために、できる行動があるなら一つだけその行動を取ってみる(怒りを感じているなら、怒りを緩和するために大声を出すと収まりそうなら、お風呂に入ってお風呂の中で声を出して歌を歌うなど)
  • 楽しいと感じる活動をする(映画やドラマを見る、ダンスをする等)
  • 過去楽しいと感じた経験を再現してみる(友人とピクニックに行って楽しかったなら、ピクニックを企画する)

特に3番目の「リチュアルを作る」ことは効果的です。
怒り、悲しみ、失望、無力感など、レッドやブルーのカラーグループの感情を感じた時は「〇〇〇する」と決めておくと、感情を管理する自分なりの儀式が出来ます。いろいろ試してみて感情を管理するために効果的だった行動を、リチュアルにしていきましょう。

リチュアルについては「リチュアルの力 儀式を作ってみましょう。」でも紹介していますので、参考にしてみて下さい。

リチュアルの力 儀式を作ってみましょう。リチュアルの力...

 

※イエール大学の「Managing Emotions」の講義を参考にしています。

 

 

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