オフィス・ライトハウス
ポジティブ心理学実践ワーク
ポジティブ心理学

気分が鬱々としてきたらSPACEをチェックしましょう。

ミシガン大学でパーパスフル・ライフ(Purposeful Life:ライフゴールを持つ人生)の大切さを教えているVictor J. Strecher教授は、その著『Life on Purpose: How Living for What Matters Most Changes Everything 』の中で、ライフゴールを追求し続けていくためには、人生の基盤になる5つの要素を整えるべきだと主張しています。

それがSPACEです。

S:Sleep 睡眠を十分取っているか。

P:Presence:「今ここ」に集中する時間を持っているか。

A:Acting:運動をしているか。

C:Creativity:クリエイティブな活動をしているか。

E:Eating:健康的で栄養のバランスが取れた食事をしているか。

Strecher教授は、SPACEの5つの要素が整っていると、ライフゴール達成のために努力するエネルギーが満たされるとしています。逆にこの5つのうちの幾つかが崩れると、ライフゴールにチャレンジする気力や体力が沸いてこないから注意すべきだとも述べています。ですから、ライフゴールに向かって努力していくプロセスではSPACEの5つの要素が整っていることを確認しながら進んでいきましょう。

SPACEのうち説明が必要な項目があるかもしれません。

まず、P:Presence。これは「今ここ」に集中している事ですが、これはマインドフルネスとも言い換えることができます。今自分がしている行為に集中する事です。食事しながらテレビを見たり、仕事をしながらスマートフォンでTwitterのコメントをチラチラ見ていたり。いつも頭の中で複数の問題を考えていたり。たまにはそういう事があってもよいですが、いつも、心がどこかにさまよってばかり、色々な事を同時に考えているばかりでは、脳が効率的に働きません。今の時間はこの一つの作業だけと決めて集中する時間を持ちましょう。あるいは、10分間目を閉じて深呼吸する、瞑想する事でも、「今ここ」の集中する時間を持つ事ができます。

そしてC:Creativity。クリエイティブな活動をする事ですが、何も芸術家にならなければいけないわけではありません。自分で何かを作り出す時間を持つ事です。料理、お菓子作り、花を生ける、イラストを描く、ブログを書く、刺繍をする、絵を描く、塗り絵をする。あるいは楽器を奏でる、歌を歌うこともクリエイティブな活動です。自分で何かを作り出す、生み出す活動ならば、すべてクリエイティブです。一日の中で、クリエイティブな時間を持つとうにしましょうということです。

ライフゴールを達成していくプロセスは、長い時間がかかるものもあるでしょう。

時には上手くいかなくて、鬱々とした気分になることもあるでしょう。やる気を失ってしまうこともあるかもしれません。そのような時には、まずSPACEの5つの要素が整っているかをチェックしましょう。もしSPACEの幾つかの要素が乱れていたら、まずは5つの要素をすべて整えてみましょう。そうすると、再び、ライフゴールに向かって進みだす気力が満ちてくると思います。

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