仕事や勉強等の目標を達成していくためには、具体的なアクションプランを作る事が有効です。
アクションプランを作る時には幾つかコツがあります。
第一に、その目標を絶対に達成するという意志を強く持ち続けるためには、目標を自分の人生の中にどう位置付けるかをはっきりさせる必要があります。
ミシガン大学のPaula. J. Caproni博士はその著『The Science of Success: What Researchers Know that You Should Know』の中で、目標を考える時には
- Heart:心。その目標を達成する自分にとっての意義は何か。
- Head:頭。その目標を達成するために必要な優先順位や実行可能性を分析する。
- Hands:手。その目標を達成するための具体的な計画を実行する。
の3つの面から検討する事が重要だと述べています。
まず目標を設定する過程において、自分にとって大切な3つの面を選んでみましょう。
Caproni博士は
- ウェルビーイング
- 仕事
- キャリア
の3つの面から考えることを推奨していますが、他の要素でも構いません。
- 家族
- 勉強
- 仕事
でもいいですし
- 仕事
- キャリア
- 健康
でもいいでしょう。
まず自分が関心のある、自分にとって重要だと考える人生の3つの面を選びます。
次に、その3つの面それぞれで達成したい目標を考えます。1つの面につき、4~6個の目標を考えて書いてみましょう。
例えば、次のような目標を書き出したとします。
①ウェルビーイング
- 体重を適正体重に保つ
- 一日の中で運動する時間を設ける
- 筋肉を増やす
- 栄養のあるバランスが取れた食事をする
➁仕事
- 新しい商品の企画書を作る
- 後輩の指導をちゃんとする
- 課長に昇進する
- 自分のプロジェクトチームを立ち上げる
➂キャリア
- 交渉力を身につける
- プレゼンテーション資料の作成のプロになる
- 英語でプレゼンテーションできるようになる
- チームワークに優れた人になる
この中で、今すぐ始められる目標を一つだけ選びましょう。
「新しい商品の企画書を作る」という目標を選んだとしましょう。
次回は、この目標を達成するためのアクションプラン作成のコツを紹介していきたいと思います。