一つの目標を選んでアクションプランを作成したら、取り掛かる前に一つやるべき事があります。それはアクションプランを実行するための時間を作るために、自分の時間の過ごし方を見直すことです。
今でも十分忙しいのに、アクションプランを実行するためにはプラスアルファの時間が必要・・・となると、挫折する確率が高くなります。そこでアクションプランを実行する時間を確保するために、自分の暮らしの中で優先度が低いものを一つ削りましょう。
自分の一日の過ごし方を見て、大して重要ではない、あまり意味がないルーティンや行動を止めましょう。例えば、何となく見ていたテレビのニュース番組。職場の愚痴の言い合いのような飲み会、あるいはランチ会。週末のショッピング。自分にとって特に重要ではない、充実感が感じられない時間を自分の一日から削除しましょう。
そうしてできた時間を、目標達成のためのアクションプランの実行に使いましょう。
そして、いよいよアクションプランを実行していく段階になったら、小さなステップを着実に踏むことを忘れずに。一度に大きな変化や進歩は難しいことが多いですが、小さいプロセスにチャンキングしたステップを、一個づつ、実行していくのです。
その小さなステップをきちんと実行できたという事を確認しましょう。小さな勝利を、自分で祝いましょう。作成したアクションプランの表に、完了したらチェックマークを入れる、ハナマルをつける、お祝いシールを貼る等、自分なりの方法で、自分がワンステップずつ、アクションプランを実行していることを目で確認しましょう。
そして、一つのアクションプランを実行し終わり、目標を達成した時は、思いっきりお祝いしましょう。自分にちょっとしたご褒美を送ったり、小旅行に出かけたり、ご馳走や、少し高めのケーキを食べる等、アクションプランをきちんと実行した自分を讃えましょう。
加えて、一つアクションプランを完遂させたら、その時に感じた事、アクションプランの実行中に気づいた事等を書き出しておくことをお勧めします。アクションプランの表に書いていってもよいでしょう。必ず、何か自分が学んだ事、次のアクションプランに活かせる工夫や知恵を得ていると思います。文字に書いて残しておくことで、後から見返すこともできます。
一つの目標に対するアクションプランを完了したら、他の目標についてもアクションプランを作って実行していきましょう。
自分が作成し、実行したアクションプランは残しておくと、自分の努力の結果が残りますし、将来問題にぶつかったり、ピンチに見舞われた時に、過去のアクションプランの記録を見返す事で、問題解決のヒントを得られたり、困難な状況に立ち向かう勇気をもらうことができます。
※University of MichiganのPaula. J.Caproni博士による講義「The science of success」を参考にしています。