マインドフルネスな時間を持つ試みとしてお勧めの方法の一つがスカベンジャー・ハントです。
Scavenger Hunt。直訳すると「ゴミあさり」という意味になりますが、物集めのゲームの一種です。
一つテーマを決めて、そのテーマに沿った物を集めるのです。
マインドフルネスの練習のためのスカベンジャー・ハントとは、家の中で、あるいは散歩中に、「青い物を探す」「春を象徴する物を探す」「笑顔の人を見つける」など、特定のテーマに沿った人・物を探して心の中に集めていきます。「家の中の掃除しないといけない場所を探す」でもよいのですが、マインドフルネスの練習ですから、できれば、気持ちが和らぐようなテーマにしましょう。特定の色、形、季節を感じさせる物をテーマにする事がお勧めです。
また、時間を１時間、あるいは午前中１２時までというように区切った方が、集中しやすいです。
実際にテーマに沿った物を集めてもよいのですが、心の中でメモするだけで十分です。あるいは、スマートフォンのカメラで写真を撮ってもよいでしょう。
一つのテーマを決めてそれに沿った物を探していくと、心がそのテーマに集中しますので、他の事をあれこれ考えなくて済みます。
一つのテーマに意識を集中させる練習をすることで、マインド・ワンダリング（心があちこち無意識にさ迷う事）をストップしやすくなります。
それが、マインドフルネス、今、ここの時間に集中する助けになります。
※Rice University Dr. Elizabeth Slatorによる講義『Mindfulness & Well-being』を参考にしています。
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