オフィス・ライトハウス
ポジティブ心理学実践ワーク
ポジティブ心理学

ストレス・マネジメント⑨ まず食事の見直しと運動をしてみましょう。

ストレスの元と遭遇し、怒りや苦しみ、不安や心配を感じて、ストレスだと思い、暴飲暴食したり、周りに当たり散らしたり、何もしないでダラダラとテレビやインターネットを見たりする。
ストレスの元→ストレスだと思う感情→その結果としての行動の順番に、ストレス反応が起こっていくのが一般的ですが。

ストレス・マネジメントの方法の一つとして、行動の方から変えていく方法があります。
行動を変える→ストレスだと思う感情を変える→ストレスの元との遭遇に耐性を持つ。
この順番で、ストレスの元はとりあえず横に置いておいて、行動を変えることから、ストレスと自分との関係を変えてみる方法もあるのです。

まず変えてみてほしいのは食事です。
砂糖たっぷり、油たっぷり、あるいは過食のような不健康な食事と、うつ的症状は正比例の関係性にあります。不健康な食事から不安や心配が増大しうつ的症状が強くなることがありますし、うつ的症状が強くなり不健康な食事に走ることもあり、食事とネガティブな感情は密接な関連性があるのです。

ストレスを感じている!と思ったら、まずは自分が食べている物を見直してみましょう。
自分が食べた物を記録するのもよい方法です。無意識でポテトチップスを一袋開けていた、インスタントラーメンばっかり食べていた、コンビニのおにぎりだけ食べていた等、食生活が乱れている時にストレス反応は強くなりやすいです。

まず、加工食品を避けましょう。そして、野菜、果物、繊維を多く含んだ食べ物(きのこ、野菜)、魚、茶色い炭水化物(全粒粉パンや玄米)、油はオリーブオイルを取り、なるべく手作りの食事を数日取ってみましょう。
胃腸の調子がよくなり、頭がクリアーになってくると思います。体の調子がよくなってくると、考える事も前向きになってきます。

そして、運動をしましょう。ストレスを感じている時には運動する気にもなれないと思いますが、とにかくストレスはちょっと脇に置いて、深く考えず体を動かしてみましょう。歩く、走る。自転車に乗る。その場で足踏みする。スクワットをする。ダンスする。ラジオ体操をする。簡単な運動でいいので、体を動かしましょう。悶々と悩んでいるよりも、外に出て散歩をしましょう。

身体を動かすことで、呼吸が深くなり、新鮮な空気が脳に運ばれます。運動した後は、なんとなくポジティブな気持ちになると思います。
部屋の中でじっと座って悩んでいては、体は一層強張り、ストレス反応を強くするだけです。とにかく体を動かしてみましょう。

そして運動した後は、体をリラックスさせましょう。お風呂にゆっくり入ったり、体をマッサージしたり、ストレッチをして、体を緩ませましょう。

体がリラックスしてくると、心もリラックスしやすくなります。
運動してリラックスした後は、深い睡眠にも入りやすくなります。

ストレス反応を感じている時には、ストレスの元と向き合う事も大事ですが、時にはまず体から変えてみましょう。体と心は繋がっているというのは真実だと思います。
体を動かす事、健康な食事を取り、必要な栄養を体に与える事で、心の状態も変わってくると思います。

食事、運動、睡眠がポジティブな感情に大切である事は「ネガティブな感情の対処法④ 睡眠、食事、運動。生活の3つの基本を見直しましょう。」でも説明していますので参考にしてみて下さい。

※The university of Sydneyの講義「Positive Psychiatry & Mental Health」を参考にしています。

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