オフィス・ライトハウス
ポジティブ心理学実践ワーク
年末年始スペシャルプログラム

年末スペシャルワーク2022 ストレスの元を解決するワーク➁ ステップ1:問題を特定する。

ストレスの元と向き合って、解決に向かっていくために、ストラクチャード・プロブレム・ソルビング(SPS:体系だった問題解決法)を学び、自分にあった問題解決方法を確立していきましょう。

前ポストで説明したように、SPSには6つのステップがあります。
ステップ1は「問題を特定する」です。

一枚の白い紙か、ノートの1ページに、嫌だなあ、苦しいなあとストレスを感じている事を書き出してみましょう。
なるべく箇条書きで書き出していきましょう。

書き出したリストを見て、「変えられること、あるいは変えられるかもしれないこと」に〇、「自分では絶対に変えられないこと」に×、をつけましょう。
「自分では絶対に変えられないこと」は意外と少ないものです。

例えば「最近老けてきて、外見が衰えてきて嫌だ」と書いたとします。生きていれば年齢を重ねていくわけで、老化は自然現象だからその事事態は変えられません。しかし、「外見が衰えてきた」事は、自分次第で変えることができるかもしれません。
あるいは「入りたい会社に入れなくて、今の会社にいるのが嫌だ」と書いたとします。「入りたい会社に入れなかった」という事は事実で過去の出来事ですから今から変えられませんが、「今の会社にいるのが嫌」ならば、「今の会社にいる」という事態は変えられるかもしれません。

一方、絶対に自分の力で変えられないこともあります。
「アメリカ人に生まれたかった」
「もっとお金持ちの親の元に生まれたかった」
そう思っても、これは自分の力ではどうしようもありません。自分の力ではどうにも変えられない事態についてストレスを感じ苦しむのは、人生の無駄使いになります。×をつけた「これは自分では絶対に変えられない」という事は、横線を引いて消してしまいましょう。

次に、〇をつけた「変えられること、あるいは変えられるかもしれないこと」に重要度をつけていきましょう。この事が解決したら自分の人生に大きなインパクトがある、前へ進んでいける気がするという事に、◎をつけてみましょう。
「仕事の成績が上がらなくてイライラしている」
「恋人、あるいは家族とうまくいっていなくて憂鬱」
「体重が増えて自己嫌悪」
など、自分にとって、もしその状態が改善できたら、気分がよくなる、やる気が出るだろうという問題に◎をつけましょう。

そして、◎をつけた中から、一個だけ今すぐとりかかる問題を選びます。
自分なりのSPSを確立したら、他の問題にも取り組みますので焦らずに。
まずはSPSを身に付けるために、一個だけ、自分にとってインパクトが大きそうな問題を選びましょう。

 

 

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