オフィス・ライトハウス
ポジティブ心理学実践ワーク
年末年始スペシャルプログラム

年末スペシャルワーク2022 ストレスの元を解決するワーク⑧  ステップ4:アクションプランを作る

ステップ3で始めに取り組むアイディアを1個選び出したら、ステップ4ではそのアイディアを実行に移すためのアクションプランを作ります。このアクションプランはなるべく具体的に、詳細に作ります。
そして以下の5つの項目をアクションプランに含むようにします。

  1. When:いつやるか?
  2. Whose help:誰の助けが必要か?(一人で実行可能な場合もあります)
  3. How:どのようにやるか?
  4. Resources:どのようなリソース(道具や情報など)が必要か?
  5. Obstacle:どのような障害(ハードル)が予想されるか?

この5項目をいれたアクションプランをノート等に書き出します。
頭の中だけで考えるのではなく、必ず紙に書いて文字にします

前回の例でいえば、「上司に不機嫌な顔で対応しない」というアイディアを、最も実行しやすいアイディアとしてステップ3で選びました。
これくらいの事はアクションプランを書き出すまでもなく実行できる・・・とは思わないで(なぜなら今まで実行できていなかったわけですから)、細かいアクションプランを紙に書き出します。

  1. When:上司から仕事のことで注意を受けた時や批判された時
  2. Whose help:一人で実行可能。
  3. How:鏡を自分のデスクの上に置いて、上司のところに行く前に、不機嫌な表情になっていないかチェックする。まず「ご指摘ありがとうございます」と言う。上司の話をメモを取って聞き、ポイントを書き留めるようにする。上司の話を聞いている時に眉間に皺をよせない。口をへの字に曲げない。
  4. Resources:手のひらサイズのメモを用意しておく。デスクの上に鏡を置く。
  5. Obstacle:気をつけていても、上司の話を聞いているうちに、むかっとしたり、失望したりして、表情が悪くなるかもしれない。

「上司に不機嫌な顔で対応しない」という、一見シンプルな行動に見えても、本当に実行するためには、具体的なアクションプランが必要なのです。

これだけ詳細に行動計画を準備しておけば、次に上司に仕事のことで注意された時に、自分がどのような行動を取るべきか、準備万端です。そして今まで上司に注意されるたびに不機嫌な顔でムッとしていた自分の行動が、明らかに変わっていきます。
存在している問題をそのまま放置せず、一個ずつ解決へ向けて行動しているという事が、自分に自信とやる気をもたらしてくれます
その変化は自分だけではなく、上司にも影響を与える可能性があります。

一方で、Obstacleで行動を妨げそうな状況を想像しておいて、実際にそういう状況になっても、「予想していたことだ」と心を落ち着かせることが容易になります。加えて、Obstacleで想像していた状況が現実化、つまり、計画していたアクションプランを妨げる障害に直面した時にどうするか?という事も決めておくと、アクションプランの成功の可能性がより高まります。
次回は、障害に直面した時の対応法について説明しましょう。

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