アクションプランを作り、障害となるかもしれない出来事を想像しておく事で、問題解決にむけて行動を起こしてつまずく事があっても「ああ、これは予想していた事態だ」「想定内だ」と落ち着いて対応する事ができます。
そしてその障害に直面した時にはこうしようというアクションをあらかじめ決めておくと、より障害を乗り越えやすくなり、問題解決を遂行しやすくなります。
障害に直面した場合の対応策を、あらかじめアクションプランに加えておきましょう。
前回の例でいえば以下のような障害を想像しています。
Obstacle:気をつけていても、上司の話を聞いているうちに、むかっとしたり、失望したりして、表情が悪くなるかもしれない。
もしこの障害が現実化したら、次のような行動を取ると決めておきましょう。
- むかっとしたら、心の中で数字を10まで数える。
- 表情が悪くなりそうになったら、とにかく黙ってうなずく。
- 上司の話を聞きながら手で口元を隠してへの字になった口元が見えないようにする。
- むかっとしても、その場では上司に言い返さない。
- 上司の話が終わった後で、化粧室に行き、手を丁寧に洗い、鏡で自分がどのような表情をしているか見る。
想像していた障害が現実化しなければ、それはそれでよいのです。でも、障害が現実化したら、あらかじめ決めておいたアクションを取るのです。問題解決のためのアクションが二段構えになっているので、問題解決の成功率が高くなります。
また、想定される障害に対する備えについては、2021年の年末年始スペシャルワークの「⑲ WOOPを試してみましょう」のWOOPを使う事も有効です。
年末年始スペシャルワーク⑲ WOOPを試してみましょう。年末年始の過ごし方...
加えて、アクションプランの作り方については「アクションプランの作り方➁ アクションプランの表を作りましょう」でも、アクションプランの表のフォーマットと合わせて具体的な作り方を紹介していますので、こちらも参考にしてみて下さい。
アクションプランの作り方➁ アクションプランの表を作りましょう。アクションプランの作り方...
年末スペシャルワーク2022 ストレスの元を解決するワーク⑧ ステップ4:アクションプランを作るストラクチャードプロブレムソルビング...