ステップ4で詳細なアクションプランを建てたら、いよいよそれを実行します。
アクションプランでいつ行うかを決めてありますから、その通りに実行します。
しかしながら、何等かの事情で計画通りに実行できない場合もありえます。急に病気になった、あるいは家族が急に病気になった等の場合かもしれませんし、どうしても行動する勇気が出なかったという場合もあるでしょう。
その時は「ああ、できなかった。やっぱり私はだめだ」と思わずに、3回自分にチャンスを与えてみます。
1回でアクションプラン通りに実行できる事が理想ですが、初めてストラクチャード・プロブレム・ソルビングを試しているわけですから、はじめはつまずく可能性もあります。3回トライしてよいということにして、3回のうちにアクションプラン通りに行動できるようにしましょう。
そして行動を起こしていく過程で、計画通りに上手くいかなった事、予想していなかった障害に遭遇した事、逆に想像以上にスムーズにいった事など、感じた事、経験した事をノートに書き留めておきましょう。ステップ6で使います。
このように、問題解決のためのアイディアを1つ選び、アクションプランを建て、行動に移す。このサイクルを繰り返していきます。
「年末スペシャルワーク2022 ストレスの元を解決するワーク⑥ ステップ3:1つのオプションを選ぶ」で「上司に不機嫌な顔で対応しない」以外の問題解決のためのアイディアも書き出しています。それらのアイディアについても一個づつアクションプランを建て、行動に移していきます。
慣れてきたら複数のアクションプランを進行させる事も可能ですが、ストラクチャード・プロブレム・ソルビングに慣れないうちには、一度に一個ずつにしていきましょう。
そして、自分に合った問題解決のプロセスを確立していくのです。