ストレスを感じている問題の元を特定して、それを解決するためのアクションを取っていく過程を、6つのステップに分けて説明してきました。
問題に遭遇した時には、常にこの6つのステップで問題を解きほぐし解決のための行動を取っていくことによって、自分の問題解決のシステムを確立することができます。
それが、ストラクチャード・プロブレム・ソルビング、体系だった問題解決です。
ストラクチャード・プロブレム・ソルビングは仕事以外の問題、例えばダイエット、家族との関係、試験勉強など、様々な状況で使えます。
ストラクチャード・プロブレム・ソルビングを確立させる事には様々なメリットがあります。
- 問題にぶつかっても、パニックにならない。
- 問題に直面しても、自分は問題解決のための方法を知っているという自己肯定感、自己効力感に繋がる。
- 問題をずっと心配して憂鬱になっているよりも、問題を解決するための行動に目を向けるようになる。
- ストラクチャード・プロブレム・ソルビングを行っていくうちに、自分の問題解決能力や経験を強化できる。
- ノートに6つのステップを書き出していくうちに、自分の感情や考えが整理できる。
- 自分のストラクチャード・プロブレム・ソルビングが確立できれば、他の人にも教えて問題解決の手助けができる。
一方で、ストラクチャード・プロブレム・ソルビングの6つのステップを行う時は注意すべき点があります。
- ステップ2のブレインストーミングのプロセスに十分時間をかける。
- 自分のストラクチャード・プロブレム・ソルビングが確立できるまでは、取り組む問題は一回につき一個にする。(複数の問題を同時進行で解決しようとしない)
- 6つのステップのプロセスは必ずノート等に文字として書き出す。
- 問題解決のための行動が一回失敗してもそこですべてがダメだと思わない。3回までトライできると思う。
ストラクチャード・プロブレム・ソルビングは、年齢や職種や置かれている社会的役割に関係なく、一度身に付ければ一生モノのスキルになります。年末年始の時間のある時に、ぜひ腰を落ち着けて取り組んでみて下さい。
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