自分の仕事だけで手一杯。多くの人が忙しくて、残業をどうやって減らそうかと苦労している。他の人の仕事の手伝いなんて、とてもできない。自分の問題だけで精一杯。
わかります、わかります。
でも、そういう時こそ、他の人のサポートしてみると、自分自身によい変化を作り出すこともあるのです。それに、職場ではチームで働く場合も多いと思います。チーム全体の仕事を効率よく進めるためにも、チームメンバーが問題を抱えていたら、ちょっと手助けしてあげると、仕事全体がスムーズに進む場合もあります。
といっても。他の人の仕事を抱え込む必要はありません。自分の睡眠時間を削って、同僚の仕事を助けてあげる必要もないです。もっと簡単なことで、職場の仲間をサポートすることができます。
では、具体的に何をするのか?
- 元気がなさそうな同僚に「大丈夫ですか?」と一言声をかける。
- 職場の後輩にいつもよりも丁寧に指導する。
- 仕事に行き詰まって悩んでいる同僚をランチに誘って話を聞く。
- 会議のための資料準備で大変そうな同僚を手伝う。
- 落ち込んでいる同僚に、おいしいコーヒーやお茶を淹れてあげる。
- ランチにいく時間もなさそうな後輩に、サンドウィッチを差し入れする。
大げさなことでなくてもいいのです。自分も大変だと、心の余裕がなくなりがちになりますが、そういう時こそあえて他の人のためになることをしてみましょう。
自分以外の人のために働く、困っている人を助けるという行為は、あなたが想像している以上に心地よいものだと思います。他の人から感謝されると、自分の心に穏やかさが生まれます。そして心が穏やかになると、自分も仕事に対してもう少し頑張ってみようという気持ちが沸いてくると思います。
情けは人のためならず。
大変だ、困ったと思っている人は、あなた一人ではないのです。職場の人達の様子に目を向けてみると、他の人もそれぞれに問題や課題があり、事情を抱えていると気づくことで、自分の視界が広がっていきます。
そうすると、「自分だけどうして」「私ばからなぜこんな目に」という感情から、多少解放されてきます。
他の人への小さな思いやりが、その相手だけでなく、自分もポジティブな気持ちにひっぱていくことがあるのです。