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ポジティブ心理学実践ワーク
ポジティブ心理学

ポジティブ心理学を活用して5月病対策⑦ 感謝する練習をする

5月病対策シリーズの最後に、感謝する練習をしましょう。
「レジリエンスを身につけるワーク⑫ 感謝する練習をしましょう。」でも書いた通り、感謝する事(Gratitude)は、ポジティブな感情を増やす効果的な方法として、ポジティブ心理学において強く推奨されています。

レジリエンスを身につけるワーク⑫ 感謝する練習をしましょう。レジリエンス...

5月病によくある嫌だなあ、苦しいなあ、憂鬱だなあ、元気が出ないなあというネガティブな感情を減らし、自分の中にポジティブな感情を生まれさせましょう。

ネガティブな感情は視野や考え方を狭くしてしまいますが、ポジティブな感情は、視野や考え方を広げていくので、解決策や違う視点を見つけやすくなります。ゴールデンウィーク開けに仕事が始まったら、いきなりトラブルの連続と忙しさで目が回りそうだという時にも、感謝する習慣を身につけておけば、問題と向き合うエネルギーも沸いてくると思います。

感謝する事の効果は、精神論的なものではなく、ポジティブ心理学の研究者が数々の実験や調査を行い、実際にその効果を確認しています。

毎日3つの感謝する事を書く事を続けていたグループと、そうでないグループの心理状態や行動を比較すると、明らかに違いが出たのです。
3つの感謝を続けていたグループの方が

  • 良質の睡眠を取れる
  • うつ的な症状に陥りにくい(つまり、5月病にもなりにくいということです)
  • 周囲の人と親密な関係を築きやすい
  • 信仰や信念を持っている(自分の価値観がわかっているともいえます)
  • 既に自分が持っている物に感謝するので、物やお金を追いかける傾向が少ない
    自分だけでなく、周りの事も考えるようになる

のような結果が出ています。

ゴールデンウィーク中に感謝する練習をして、感謝することを習慣化しておきましょう。

感謝の方法については次の方法を試してみて下さい。

毎日の終わり(寝る前)に、感謝する事を3つ書き出す。

3つ以上あるならもちろん3つ以上書きます。今日は感謝する事なんて何もない、という日こそ、感謝する対象を見つける努力をしましょう。感謝する事は「ありがたいなあ」「嬉しかったなあ」「楽しかったなあ」「ほっとしたなあ」「助かったなあ」という感じる現象を含みます。

これまでの人生で感謝する事を5つ書き出す。

これまで生きていた中で感謝する事を書きます。何も感謝することなんてないと思う方は「ストレス・マネジメント⑥ 感謝する練習をしましょう。」を参考にして、ありがたいと思う事を考えてみて下さい。

ストレス・マネジメント⑥ 感謝する練習をしましょう。ストレスマネジメント...

この人生で感謝する事リストは、スマートフォンのメモに入れたり、紙に書いてスケジュール帳に挟んだりして、常に持ち歩くとよいでしょう。今日は最悪の日だ・・・と思うような時に、感謝リストを見返して、自分は恵まれている、結構よい事もあると再確認して、ポジティブな感情をチャージしましょう。

今の仕事で感謝する事を3つ書き出す。

今の仕事について感謝できる事を3つ書き出しましょう。3つ以上あるならなおよしです。
これも全くない・・・と思っても、もう少し頑張って今の仕事をしていてありがたいと思う事を探してみて下さい。少なくとも、今仕事をしてお給料を稼ぎそのおかげで生活できているはずです。ですから1個は仕事に感謝する事がありますよね。それから職場の同僚や上司に1人くらいは優しい人、尊敬できる人、見習いたい人がいませんか?もしいたら、そういう人と巡り合わせてくれた事に感謝ですよね。

この仕事に感謝するリストも持ち歩いて、もうこんな仕事嫌だ!と思った時に読み返してみましょう。

 

苦しい時、問題に直面した時、人はネガティブな面ばかりに目をむけがちです。自分を自分で励ますために、自分には感謝する事があると、日々の3つの感謝する事や人生や仕事に感謝する事リストを見て確認しましょう。

元々感謝癖がある人も存在はしますが、人は大半は感謝する練習をしないと、感謝する習慣は身につきません。ゴールデンウィーク中に感謝する練習をしておきましょう。

 

  • 毎日3つ感謝する事を書き出す習慣をつけましょう。
  • これまでの人生で感謝する事5つ、今の仕事に感謝する事3つを書き出してそのリストを持ち歩きましょう。
  • 感謝は練習が必要です。

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