オフィス・ライトハウス
ポジティブ心理学実践ワーク
仕事に前向きになる方法

充実感のある仕事を探すための5つのステップ

会社務めをしている人は一日8時間から、中には12時間も、仕事に時間が紐づけされるでしょう。
仕事はお金を稼ぐ手段だからと割り切り、仕事以外の時間を充実させるという考え方もありうるでしょう。
しかし、一日の大半の時間が費やされる仕事が「早く過ぎてほしい」と願うだけの時間であるよりは、自分の人生に充実感をもたらすものであった方が、人生全体に幸福感を感じます。自分の仕事が、自分の人生において意味のあるもので、自分が探求したいと思っているテーマと結びついていれば、毎日が躍動感に溢れ、やる気に満ちるでしょう。
しかしながら、現実的には、仕事が自分の人生を充実させるものと捉えられる人は少ないかもしれません。
今の仕事を自分の天職である、一生探求したい目標と合致していると思える人は、少ないかもしれません。

それではどうするか?
何もせずに、このまま、可もなく不可もなく、今の仕事をこなしてお金を得ることだけに集中するか?
それとも、仕事を自分の人生の中で充実感や幸福感を感じる手段にするか?

後者を選択するならば、自分から動き始めなければなりません。他の人は何もしてくれませんから。

自分から動き始める時の参考になる本がスタンド―ド大学のビル・バーネット、デイヴ・エヴァンス著 『Designing your life』(日本語版では『スタンフォード式人生デザイン講座』)です。彼らはwell-designed life (よくデザインされた人生)とはa life that makes sense(道理になかんっている人生。つまり自分で納得感のある人生)だと主張しています。そして、自分にとって意味のある仕事や充実感のある人生を探すなら5つのステップが重要であると説明しています。

その5つのステップとは・・・

  1. Be curious(好奇心を持つ): 新しい試みや機会にしり込みせず、チャレンジする。
  2. Try stuffs(行動する):あれやこれや悩んで何もしないでいるよりも、何かを行動に移す。
  3. Reframe problems(見方を変える):問題や物事に対する考え方を柔軟にする。自分が悩むべき問題に悩んでいるのか、問題そのものを再検討する。
  4. Know it’s a process(プロセスであると認識する):自分の考えはしばしば古くなり、更新する必要があると認識する。古い物は時には捨て去る必要がある。自分をアップデートしていく事は問題解決のプロセスに繋がる。
  5. Collaboration(コラボレーション):他の人と協働する。わからない事について他の人に質問し、アドバイスを求める。

特に古い概念に凝り固まった自分でいないで、変化や新しい機会を受け入れて適応していくことが重要だと主張しています。そのために上記の5つのステップは効果的だと説明しています。
この5つのステップを繰り返しているうちに、自分が情熱をこめて向かいたい仕事、自分の人生を充実させてくれる仕事を見つける可能性が高くなります。

では、今日からすぐこの5つのステップのために始められる行動は何でしょうか?
バーネットとエヴァンスからのアドバイスは・・・

  1. 興味がある事についてレッスンを受けてみる(講義やセミナー、教室など)
  2. 職場で尊敬している人をコーヒー(ランチでもよいですが)に誘って話してみる。
  3. 自分が興味がある事を学ぶための旅行をしてみる(日帰りでも小旅行でもよい)。

です。

どれもこの1週間のうちにできそうな事ですよね。
Well-designed lifeへ向けて一歩踏み出すために、上記の3つを実行してみませんか。

※ハーバード大学Arthur Brooks「Managing Happiness」の講義を参考にしています。

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