オフィス・ライトハウス
ポジティブ心理学実践ワーク
ポジティブ心理学

Tomorrowmindで変化の時代を生き抜く⑨ レジリエンスを身に付ける方法その7 自己効力感を養う

ポジティブ心理学の第一人者であるペンシルバニア大学のマーティン・セリグマン教授と、職場でのウェル・ビーイングな働き方を研究しているBetterUpLabのガブリエラ・ローゼン・ケラーマン博士が共著で2023年1月に出版した本『Tomorrow Mind: Thrive at Work with Resilience, Creativity and Connection』。訳すと「トゥモローマインド:レジリエンス、クリエイティビティ、コネクションで仕事を通じて充実して生きる」ということになります。

Tomorrowmindを構築する5つの要素PRISMのうち、最も重要な要素はR:Resilinecレジリエンスです。レジリエンスは後天的に、練習によって身に付けることが可能です。そのための7番目の練習方法は自己効力感を養う事です。

Self Efficacy:自己効力感は自分の可能性を信じる態度で、「自分にはできる」と思える事です。
この本の中では「the belief that we can succeed in a particular endeavor and the belief that we can change future events」(チャレンジが必要となる場面で成功できる、未来を自分の力で変えていけると信じる信念)と定義されてみます。

自己効力感を養う方法としては、小さなゴールを設定する事が有効です。

新しい契約を獲得する、留学試験に受かるなど、大きな目標を達成するためには、数々の小さなゴールが、その過程に存在します。目標や仕事のプロジェクトを、小さな目標やプロセスに分解しましょう。これを「チャンキング」と言います。小さくなった目標を一個づつ着実に達成する事を目指しましょう

小さな目標をクリアーしたら、それを達成した事実を噛みしめます。この時に「Tomorrowmindで変化の時代を生き抜く⑥ レジリエンスを身に付ける方法その④ 自分の成功をきちんと祝う」で紹介したセイバリングを行うとよいでしょう。小さな目標であっても、自分の定めた目標を達成したという成功体験を積み重ねる事で自己効力感は養われていきます。

Tomorrowmindで変化の時代を生き抜く⑥ レジリエンスを身に付ける方法その④ 自分の成功をきちんと祝うTomorrowmind...

また、大きな目標を小さな目標に分解していく方法については「グッド・チャンカーになりましょう。」を参考にしてみて下さい。

グッド・チャンカーになりましょう。仕事に前向きになる方法...

自己効力感を感じる事で、障害や不運な出来事に遭遇しても、諦めずに乗り越える道を探す、対策を考えるなど「私にできることがある」と認識し、解決策を行動に移していけます。

※Martin Seligman, Gabriella Rosen Kellerman『TomorrowMind: Thrive at Work with Resilience, Creativity and Connection』を参考にしています。

Tomorrowmindで変化の時代を生き抜く➁ PRISMでTomorrowmindを身に付けるtomorrowmind...

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA