今就いている仕事に100パーセント満足している・・・という人はあまりいないのではないでしょうか。
多くの場合「本当は他の職種に就きたい」「今の仕事は嫌だけどお金を稼ぐために我慢している」「他に仕事がみつかるとは思えないからここで働いている」「職場は嫌いだけれど9時から17時までと思って我慢している」「もっと自分に合った仕事がしたい」「もっと自分は評価されてもいいはずだ」など、様々な不満や諦めの感情を抱えて、仕事をしていると思います。
「自分に本当に合った仕事」「自分が好きな仕事」に最初から就ける人は、なかなかいません。誰もが何かしらの不満や問題を抱えながら働いているのが現実でしょう。
しかし、私達の一日の時間の少なくとも半分は仕事に割かれます。残業したり、帰宅しても職場であった出来事が頭や心から離れなければ、眠っている時以外は仕事に支配されているケースもあります。
そんな一日を繰り返して、一生の大部分が終わってしまったら、私達の人生はあまりにももったいないと思うのです。
いつか「好きな仕事」「自分に合った仕事」が見つかり、望んだ仕事に就くとしても、それまでの時間をずっと嫌だ、苦痛だとばかり思って過ごす必要はないのです。
「仕事との向き合い方をもう一度考えてみよう➁ 職業には3つのカテゴリーがあります。」で説明したように、仕事には「Job仕事」「Carrierキャリア」「Calling 転職」の3種類があります。いきなり「天職」を見つける、就けるという人は大変稀です。皆、仕事を何らかの仕事をしていくプロセスを経て、自分にぴったりのキャリアを見つけたり、自分にとって天職と確信できる職種を見出します。
まずは、今の仕事の中で、将来の自分の糧になる成分を見つけていきましょう。どうせ一日に8時間も10時間も仕事に時間を費やすのなら、その時間の中から、自分にとってのメリットや、自分を助けてくれる要素を見出して吸収していきましょう。
今の仕事の種類や内容が好きになれなくても、自分の貴重な時間を費やしているわけですから、自分の成長や可能性を伸ばしてくれる要素をどんどん吸収していきましょう。将来もっと好きな仕事、もっとやりがいのある仕事で働くための糧を、今の仕事から得ていきましょう。今の仕事を将来の自分のための糧にするのです。
2023年の年末スペシャルワークは「今の仕事を自分の糧にするワーク」をテーマに、具体的にどうするかという方法を紹介していきたいと思います。