オフィス・ライトハウス
ポジティブ心理学実践ワーク
ポジティブ心理学

セーバリングで楽しいことをたっぷり味わい、ポジティブ感情を高めましょう

セーバリングとは、楽しいこと、ポジティブな気持ちになれることを、じっくり時間をかけて味わうことです。楽しい時間の引き延ばしとでもいいましょうか。

「楽しい」「嬉しい」というポジティブな気持ちは、一瞬で通り過ぎてしまう傾向があります。反面、人間は嫌な気持ち、否定的な感情は、長い間キープしている傾向があります。人間の脳はどうしてもネガティブな面、不安や警戒に注目してしまう傾向があるのですよね。それは人間がジャングルで生存闘争に明け暮れていた頃の名残であり、危ないことや警戒すべきことに注目するような仕組みに脳はもともとなっているのです。生き抜いていくために必要なアラート機能に優れているわけです。

現在の我々の社会も、ある意味、ジャングルに相当するような厳しい競争社会に生きているといえなくもないですが。猛獣に襲われて生きるか死ぬか、という事態にあるケースはほとんどないと思うので。

脳にネガティブな情報に対するアラート機能を少し下げてもらって、楽しい、嬉しいというポジティブな感情にフォーカスするような時間を作りましょう。

そのためにセーバリングは効きます。意識して、ポジティブな感情を感じる時間を引き延ばしましょう。それには、好きなこと、心が和やかになることに、集中することが一番です。

紅茶やコーヒーが好きな人は、その一杯をじっくり、ゆっくり味わいましょう。

私はよくスターバックスの隅っこの席に座って、カフェラテをじっくり味わうのですが、その時はスマートフォンなど見ずに、かかっている音楽を聞いているか、外の景色を眺めています。

あるいはお風呂にゆっくりつかるのを楽しむことも、セーバリングにできると思います。

お風呂にバスソルトや入浴剤を入れて、キャンドルを灯して、ゆっくりお風呂に入ります。温かいお湯に包まれている自分を意識します。温かいお湯に入っていると、ほとんどの日本人は幸せだなあと、ほう~と息を吐くと思います。入浴時間をじっくり味わってみましょう。

テレビやスマホを片手の「ながら」ではなく、「そのこと」に集中して楽しみましょう。ポジティブな気分を味わう時は、集中して、深く味わう。それによって、楽しい気持ち、嬉しい気持ち、和やかな気持ちが増幅します。

セーバリングの時間を、一日一回設けるようにしてみましょう。ポジティブ感情を育てるのに有効です。

 

 

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