Connect the dots.
点と点を繋ぐ。
2005年にアップルの創業者スティーブ・ジョブスがスタンフォード大学の卒業式で行ったスピーチはもはや伝説となっています。（Youtubeに動画がアップされていますので、興味のある方はご覧下さい）
彼の演説の中に「Connect the dots」というフレーズがあります。
「You can’t connect the dots looking forward. You can only connect them looking backwards…」
「将来を見通して点と点を結ぶことはできないのだ。後から振り返って初めて、点と点が繋がれていくことになる」
ジョブス氏は大学を退学してカリグラフィーの授業を受けていたのですが、それが将来何の役に立つのかわかりませんでした。ただ興味がある事に夢中になっていたのです。しかし、その経験が後年、アップルのコンピューターのフォントに幾つもの字体を選択できるようにするという世界初の発明に結び付きました。
点と点が結びついて、何かを達成しうる。人生を築くことができる。でも、その点と点がどう結びつくのか、どのような点が将来役に立つのか、その時点ではわからないのです。
後から振り返って、ああ、あの点とこの点が結びついてここまで来たのだなと悟るというわけです。
仕事でも、今はなぜこの仕事なのかよくわからない、この職種なのかよくわからないという場合もあるかもしれません。でも、仕事である限りは、今のその仕事に集中して、エネルギーを傾けてみましょう。あなたの人生における「点」を作っているのです。
その「点」がたくさんあった方が、あるいはしっかり基盤が築かれた「点」であった方が、後で点と点を結んでしっかりとした道を作ることができるでしょう。
今は「点」作りをしている。将来自分がこの道だ！と確信できる仕事をみつけるための「点」を築いている。
そう信じて、今の仕事に取り組んでみましょう。
※University of Pennsylvania Whorton のRichard Shell教授による「Achieving personal and professional success」の講義を参考にしています。
