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ポジティブ心理学実践ワーク
ポジティブ心理学

『Build the life you want』からのメッセージ⑦ ありふれた日常の中に神聖で崇高な何かが隠されている。それを見つけられるかどうかはあなた次第である

2024年の始めに、アーサー・C・ブルックス氏が、アメリカの超有名司会者オプラ・ウィンフリーと共著で出版した本『Build the life you want』(あなたが望む人生を築きなさい)から、私達の人生の指針になるような言葉の数々を紹介したいと思います。

(注)ここで紹介する訳は私の意訳です。

今回は、世界との関わり合いについてのフレーズです。

There is something holy, something divine hidden in the most ordinary situations, and it is up to each one of you to discover it.

ありふれた日常の中に神聖で崇高な何かが隠されている。それを見つけられるかどうかはあなた次第である。

あなたが特定の宗教を信じるかどうかは関係ありません。何気ない日常の中に、素晴らしい奇跡のような時間がある、自分よりも大きな存在があるということを感じることは、自分中心にしか世界を見ることができない心を解放してくれます。そして自分の周りの小さな世界にしか目を向けられなかった自分が、広い視野、違った視点を持つきっかけにもなるのです。

日々の忙しい家事や仕事、勉強、他の人の世話に忙殺されている時でも、ふと真っ青な青空に気づく、薔薇の美しさにはっとする、漂ってくる梅の香りに春が近づいていることを知るなど、自分に新しい気づきや視点を与えましょう。

自分は世界の一部であり、自分中心に世界が回っているわけではない。

自分は世界全体から見れば小さな存在で、そんな小さな存在の小さい悩みなどゴマ粒のようなものだ。

世界の素晴らしさや広大さに気づくと、自分を外に向けて解き放つように感じられると思います。

そこに宗教心は必須ではないのです。

ブルックス氏はこの感覚を味わうためには、早朝まだ暗いうちから1時間一人で散歩することを勧めています。スマートフォンは見ることなく、音楽も聞かず、次第に明るくなっていく朝焼けの空を見ながら、静かに外を歩いてみると、自分の中にいろいろな感情が沸いて、そしてろ過されていくと言います。太陽が昇る様の美しさを見ると、世界の広さ、偉大さ、崇高さをきっと感じ取れると言っています。

気分が塞いでいる時は、是非、夜明け前の1時間の一人散歩を楽しんでみて下さい。

 

 

 

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