問題や障害に直面した時、解決のためのいいアイディアがみつからなくて物事を諦めてしまったり、自暴自棄になってしまうこともあります。
そういう時は、自分のいつもの考えや思考スタイルから離れて、新しいアイディアや考え方を見つけていきたいものです。そのためにはクリエィティブになる、創造性を高めることが役立ちます。
クリエイティブになることは、問題解決のための手段の一つなのです。
自分一人で問題を解決する場合も、グループで解決方法を探す場合も、クリエイティブになることは有効です。
では、どのようにクリエイティブになっていけばよいのか、その方法を紹介していきましょう。
まず、クリエイティブになるための環境を整えましょう。一人であれ、グループであれ、過大なストレスを感じている状況では、アイディアは浮かびにくいのです。リラックスすると、無意識に埋もれている考えにリーチしやすいので、なるべくストレスを減らす環境を作りましょう。
具体的には、騒音がない、気温がちょうどいい、集中できるスペース、温かい飲み物を用意するなどです。
クリエイティブに問題解決するための方法の第一はブレインストーミングbrain stormingです。
一人でも、グループでもよいのですが、複数人数の方が新しいアイディアは出やすくなります。
ブレインストーミングは、問題を検証したり、アイディアを創造することに向いています。
ただ、クリエイティブになれるブレインストーミングは、以下のようなルールを守るべきです。
- 参加人数は最多でも10人まで。
- あらかじめ、何を話し合うかのテーマを明確にして、参加メンバー間でシェアしておく。
- ペンや紙など筆記用具を用意しておく。
- ブレインストーミングで話し合った内容は記録しておく。
- 費やす時間を設定しておく(無制限に時間をかけない)。
- 他メンバーの批評や否定はしない。
- 職場のブレインストーミングでは特に出やすい「それは違う」「それは上手くいかない」「ボスは好まない」「前にもそれはやったけど」という言葉は封印する。
- ファシリティター(進行役)を決めておく。
これは一人でブレインストーミングする場合も同じです。
そしてブレインストーミングのツールも複数あります。
次回はそれらのツールを紹介していきましょう。
- クリエイティブになることが問題解決に役立つ。
- クリエイティブになるためには低ストレスの環境を作る。
- ブレインストーミングはクリエイティブになるための有効な方法。
- 活発なブレインストーミングのためのルールを守る。
※Imperial College of London の講義「Creative Thinking」を参考にしています。