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ポジティブ心理学実践ワーク
ポジティブ心理学

クリエイティブに問題解決する方法⑥ SCRAMPERで思考を広げる

SCRAMPER(スクランパー)とは

  • Substitute(代替を考える)
  • Combine(組み合わせる)
  • Adapt(適応させる/あてはめる)
  • Magnify/Minimize/Modify(最大化、最小化、調整)
  • Put to other uses(他の使用目的に使う)
  • Eliminate/Erase(無くす/消す)
  • Reversal/Rearrange(逆転させる/再調整する)

の頭文字を取った思考形式です。

問題を解決するアイディアを考える時に、いつものマンネリな自分の考えから離れて、新しい視点や発想を取り込んで、アイディアを多様化させるための思考ツールです。

例を挙げてSCRAMPERを使ってみましょう。

あなたはジャンクフードやインスタント食品ばかり食べて運動もせず、不健康な生活を送っています。それがよくないとわかってはいますが、なかなか改めることができません。

そこで健康な生活スタイルに変えていく方法を、SCRAMPERを使って考えてみましょう。

  • Substitute(代替を考える)

ジャンクフードを急に完全に断つことは難しいかもしれません。そこでジャンクフードの 代わり、果物やヨーグルトを食べることに変えてみましょう。

  • Combine(組み合わせる)

運動しようと思っても、なかなかやる気が出ません。そこで好きなドラマを見ている時間に、スクワットを30回することにしてみましょう。ドラマを見る→スクワットをするという習慣を作っていきましょう。

  • Adapt(適応させる/あてはめる)

インスタント食品を食べてしまう理由は仕事が忙しくて、自分で料理をしている暇がないことも要因の一つです。保存料や人工調味料が入っていない食べ物に変えていきましょう。週末時間がある時におにぎりを作って冷凍しておきましょう。そしてインスタント食品の代わりに、おにぎりを食べるようにしましょう。おにぎりはすぐに食べることができます。

  • Magnify/Minimize/Modify(最大化、最小化、調整)

ジャンクフードやインスタント食品を完全に断つことは、急には難しいかもしれません。そこで、ジャンクフードやインスタント食品を食べる回数を一週間で3回までと制限しましょう。

  • Put to other uses(他の使用目的に使う)

改まって運動をする時間は取りにくいかもしれません。その場合、通勤時間を運動時間に変えてみましょう。バスで駅に向かう道を歩いていく、あるいは一駅分歩くことにして、通勤時間を運動するためにも使ってみましょう。

  • Eliminate/Erase(無くす/消す)

目の前にジャンクフードやインスタント食品があれば、手を伸ばしたくなってしまいます。自宅やオフィスのデスク周りから、ジャンクフードやインスタント食品をなくしましょう。目に入るところに、そういう食べ物を置かないようにしましょう。

  • Reversal/Rearrange(逆転させる/再調整する)

ジャンクフードやインスタント食品の成分表示表をよく見てみましょう。たくさんの人口甘味料や調味料が含まれているはずです。カロリーや糖分、塩分も書いてあるでしょう。ジャンクフードが食べたくなった時は、まず成分表示表を見るようにしましょう。そして含まれている人口の調味料をネットで検索してみましょう。体に悪影響を与える事が書かれているはずです。それらの説明を読み、それでも食べたいか、自分に問いかけましょう。

SCARMPERのそれぞれの項目に応じてアイディアを考えることによって、強制的に自分の思考を広げる効果があります。

なかなかいい解決法が思い浮かばない時は、SCRAMPERで自分の思考の枠組みを広げてみましょう。

  • SCRAMPERは新しい視野や脱マンネリのアイディアを見つけることに役立つ。
  • SCRAMPERは強制的に自分の思考を広げる効果がある。

※Imperial College of London の講義「Creative Thinking」を参考にしています。

 

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