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ポジティブ心理学実践ワーク
ポジティブ心理学

後悔しない人生を送るための方法①あと幾つの月曜日が自分の人生に残っているか数える

メメント・モリ(memento mori)という言葉があります。ラテン語で「自分がいつか必ず死ぬことを忘れるな」という意味です。人間に限らず生物にはいつか必ず生の終わり、死が訪れます。しかし、多くの人間はそのことを切実に感じたり、恐れてはいません。「いつか」は遠い先の未来、それよりも今足元の問題や楽しみの方に心は独占されています。そして、病気や年齢により、現実として死がすぐ近くに迫ってきて初めて、人生の尊さや、無駄に過ごしてきた時間への後悔が生まれます。

死ぬことは生物として避けようがない事実として、死ぬ時に肉体的になるべく苦しくないよう願いますが、こればかりはその時が来ないとわかりません。私達にはコントロールできません。しかし、死ぬ時に「精神的に」苦しくないようにすることは、完全にとは言わないまでも、ある程度自分でコントロールできます。後悔や懺悔や怒りなどの苦しい感情に取り囲まれて死ぬのではなく、「我が人生に悔いなし!」「やりたいことは全部やった!」「人生を生き切った!」と感じて永眠できるよう、Regret-free Life後悔なしの人生を送ることを目指してみませんか。

死を迎えた末期の患者さん達に聞くと、人生で後悔することは「~してしまった」という事よりも、「~しなかった」という、未実現の願いや希望がたくさんあることだそうです。人生の最期を迎えた時に、「もっと~すればよかった」「~をしてみたかった」という後悔を感じることなく、生き切った感を感じて人生を閉じることができるよう、今から後悔なしの人生を目指してみましょう。あなたが、20代であろうと、40代であろうと、50代であろうと、60代であろうと、後悔なしの人生を目指す!と決意することによって、人生への向き合い方が違ってくると思います。

どのようにして後悔なしの人生を送るか?につき、Jodi Wellman氏の『You Only Die Once: How to Make It to the End with No Regrets』を中心に、 その方法を紹介していきましょう。

Jodi Wellman氏はペンシルバニア大学でポジティブ心理学を学び、MAPP(Master of Applied Positive Psychology)の資格を持ち、Four Thousand Mondayの創設者でもあります。

Wellman氏はまず自分の人生にあと幾つの月曜日が残っているか、数えてみることを勧めています。

自分が平均寿命まで生きると仮定して、平均寿命から自分の年齢を引いて、52をかければ、自分に残された月曜日の数がわかります。

日本人女性であれば平均寿命が約88歳。

あなたが今30歳であれば、(88-30)×52=3016の月曜日が。

あなたが今40歳であれば、(88-40)×52=2496の月曜日が。

あなたが今50歳であれば、(88-50)×52=1976の月曜日が。

あなたのこれからの人生に残されています。

結構少ないと思いませんか?

少なくとも無限ではありません。50歳以上であれば、残された月曜日はもう2000を切っています。

自分にある月曜日に限りがあること。そして毎週、その数は減っていくこと。

それを意識するために、毎週自分の残された月曜日数をカウントしていきましょう。

少しずつ、少しずつ、月曜日の数は減っていきます。

その月曜日の減り方が、あなたの人生の時間が短くなっていく現実なのです。

※Jodi Wellman著『You Only Die Once: How to Make It to the End with No Regrets』を参考にしています。

 

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