Regret-free Life 後悔のない人生。
そのためには、まず、自分の現在の生き方を検証してみることをお勧めします。検証の方法として、前回「毎日のSmall WinとSetbackを記録する」「4つの視点から人生を検証してみる」を紹介しましたが、次のような方法も、Jodi Wellman氏の『You Only Die Once: How to Make It to the End with No Regrets』の中で紹介されています。
Make Me Happy Listを作る
Make Me Happy―つまり、自分を幸せにする物事のリストを作ってみましょう。どのような時に、自分は幸福感や満足感を感じるのか、書き出してみましょう。興奮や一時的な悦楽ではなく、しみじみ自分が幸せだなあと感じる時、状況を書き出しましょう。
例えば・・・
- ペットを抱きしめる時
- 家族とゆっくり夕食を食べる時
- 1ヵ月続けると決意した筋トレを1ヵ月ちゃんと頑張れた時
- 合格するのは難しいと言われていた試験に合格した時
- 家族や自分の病気が治った時
などが挙げられるでしょう。
このリスト作りの時に「自分が」どう感じるかを大切にして下さい。他人にどう思われるかを基準にした物事が入っていないか注意しましょう。
例えば
- インスタグラムの投稿にたくさんのいいね!がついた
- いつもカッコイイと後輩から言われている
- 同僚を追い抜いて出世して会社で出世頭だと思われている
など、他人目線の幸せが入っていたら要注意です。あくまでも、自分自身で幸せだと思う事をリストに書き出していきましょう。そうすると、自分がどのような事を大切に思い、気にかけているか、明らかになってきます。Meke Me Happy Listに書いた行動にこそ、自分の人生の時間を割り振ることが、後悔しない人生を作っていきます。
デス・リフレクションをしてみる
Death Reflection デス・リフレクション。死ぬことを想像してみることです。棺桶の中に横たわると死を実感すると言いますが、普通家に棺桶はないですから、ベッドやふとんの上にそっと横たわってみましょう。部屋は静かにしておきます。目を閉じ、手を胸の上で組んでみましょう。そして、自分がこの世とお別れする時が迫っていると想像してみます。この世から去る時に、どのような思いが浮かぶか、イメージしてみます。
「我が人生に悔いなし!」「人生をフルに生き切った!」と思えればよいですが、多くの人の場合、「もっと〇〇しておけばよかった」「〇〇に挑戦してみるべきだった」「あの時〇〇した方がよかった」という、自分が実現させなかった〇〇が浮かんでくると思います。それが「後悔ある人生」です。
幸いにもあなたはまだ死の床にありません。〇〇について悔いがあるなら、今からトライしてみる人生の時間があります。デス・リフレクションで浮かんできた〇〇を、実行に移してみて下さい。本当に死の床につく時に、振り返った人生が後悔に塗りつぶされないように。
※Jodi Wellman著『You Only Die Once: How to Make It to the End with No Regrets』を参考にしています。