Regret-free Life 後悔のない人生。
そのためには、まず、自分の現在の生き方を検証してみることをお勧めしています。前々回、検証の方法として「4つの視点から人生を検証してみる」を紹介しました。
- Want more:自分の人生にもっと増やしたい事
- Want less:自分の人生から減らしたい事
- Want to change:変えたい事
- Need to detonate:吹き飛ばさなければならない事
この4つの視点から、自分の毎日を見つめ直す方法です。
サンクコストに惑わされない
ここでもう一度「Want less:自分の人生から減らしたい事」にリストした事を見直してみましょう。
本当にこれで全部ですか?
実はもっと自分の人生からなくてもよいもの、必ずしも自分に必要ないけれど惰性や習慣や意地で固執している事はありませんか?
人間はサンクコストに囚われやすいです。サンクコストとはこれまで費やした時間、お金、エネルギーです。
- 今までこんなに時間をかけて勉強してきたのだから、この試験には絶対合格しないと。
- 高いお金を払ったから、あまり好きではないけれどスポーツジムに通い続けないと。
- こんなに一生懸命〇〇に尽くしてきたのだから、結婚できないと困る
など、サンクコストに振り回されて、本当はやめたい、自分は望んでない、違う方向に行きたいと内心思っていても、やめられない。固執する。意地になる。このような行動を私達はたびたび起こします。
今までのことは置いておいて。
これから、今日この日から人生を始めるとしたら。
それでもあなたはその行動を取りますか?
人生を今日からやり直せるとしても、その試験、そのスポーツジム、その恋人に固執しますか?明日人生が終わり死を迎えるとしても、その事柄に固執しますか?
離れてもよいのでは?無くしてもよいのでは?あるいは減らしてもよいのでは?
Want lessの項目なのではないでしょうか?
サンクコストに惑わされることなく、今日のこの瞬間から人生を始めるとしたら、どうするかを考えて、Want lessの行動をリストアップしていきましょう。
今までこだわっていた時間、人間関係、お金から解放されると、「実はこういうことがしたかった」「本当はこういう時間を望んでいた」というWant moreの事が浮上してくると思います。
サンクコストについては「心は嘘をつく➁サンクコストに惑わされる」で詳しく説明していますので参考にしてみて下さい。
※Jodi Wellman著『You Only Die Once: How to Make It to the End with No Regrets』を参考にしています。