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ポジティブ心理学実践ワーク
ポジティブ心理学

後悔しない人生を送るための方法⑥ ターニングポイントを活用する

後悔しない人生を送るために、今の自分の生き方を検証してみるための方法を紹介していますが、私達は時々自分の意志とは関係なく、半ば強制的に自分の今までの生き方を振り替えざるをえない場合があります。

 

  • 大病をしてしばらく入院することになった
  • 家族が病気になり介護が必要になった
  • 会社から解雇され、勤め先を探すはめになった
  • 職場の上司が変わって、折り合いがよくなく、その部署にいづらくなった
  • 長い間交際してきた恋人と破局になり、結婚計画が白紙になった
  • 足を怪我してずっと続けてきたマラソンができなくなった

このような、今まで順調に思えていた人生が、不可抗力に見える力でいきなり方向転換を余儀なくされる・・・。これまでの人生を変えなくてはいけない必要に直面する場合があります。

しかし、それが後から思えば「ターニングポイント」、転換点になることが多いのです。

自分が望んだわけではないけれども、今までの生き方を変更しないといけない、これまでのように生きていけない、そういう場合こそ、ターニングポイントです。ターニングポイントをきっかけに、これまでの人生を見直し、これから自分が本当に後悔しない人生を再構築するチャンスです。

人間、何かイベントが起きないと、なかなかこれまで歩んできた人生のスタイルを変更できません。これまでの人生を間違っているなどと否定したくないですから、人生に大きな変更を加えることを避ける傾向があります。

しかし、大きな人生の変化に直面すると、否応なく変えていかざるを得ません。ターニングポイントになるイベントは、その当時は多くの場合、嫌なこと、悪いイベントだと思います。しかし、ある程度時間がたって振り返ると、「あれがターニングポイントだった」と思えるようになる可能性があります。

むしろ、悪いイベントが起きた時には、「このイベントを自分のターニングポイントにしよう」と、自分の今までの人生を検証し、本当に後悔しない人生はどのような人生か、じっくり考えてみましょう。

  • 大病をしてしばらく入院することになった→手術後、健康に気をつけるようになった。
  • 家族が病気になり介護が必要になった→ばらばらだった家族関係が修復された。
  • 会社から解雇され、勤め先を探すはめになった→転職していた先輩から声をかけられ、新しいチャンスを得た。
  • 職場の上司が変わって、折り合いがよくなく、その部署にいづらくなった→異動願いを出して移った部署で、面白いプロジェクトに関われることになった。
  • 長い間交際してきた恋人と破局になり、結婚計画が白紙になった→それまでの恋人の不誠実さがわかり、もっと誠実な信頼できる相手と巡り合えた。
  • 足を怪我してずっと続けてきたマラソンができなくなった→水泳が楽しくなった。

などのように、悪いイベントにみえる事でも、それをきっかけに人生のターニングポイントとするチャンスもあるのです。

「なぜこんなことが自分に・・・」と思った時は、それをターニングポイントにするためにはどうしたらよいか、考えてみましょう。新しい方向に進み始めた人生こそ、「後悔しない人生」になる可能性があるのです。

※Jodi Wellman著『You Only Die Once: How to Make It to the End with No Regrets』を参考にしています。

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