自分のこれまでの人生を振り返った時。
あるいは「後悔しない人生を送るための方法➂自分の人生を検証する その2」で紹介した「デス・リフレクション」を行って、死ぬ時に後悔しそうな事を思い浮かべた時。
「〇〇しておけばよかった」と思う後悔が、誰にでもあるはずです。
その後悔を、これからの人生を後悔しない人生にするために、活用してみましょう。
まず、「〇〇しておけばよかった」と思う後悔を書き出していきましょう。
「〇〇しておけばよかった」と思う後悔は、機会を逸した後悔です。でも、あなたにはまだ人生の時間があります。これからできる事がありますか?一度は機会を逃したとしても、今からもう一度トライしてみる事はできますか?
もし、今からでもチャレンジできることがあれば、行動に移してみましょう。
その行動により、あなたが死ぬ時に、少なくとも一つは「〇〇しておけばよかった」という後悔はなくなるのです。
- ピアノを習いたいと思っていたけれど、今更と思って諦めていた。ピアノ教室に通えばよかった。
- 喧嘩別れしてしまった友人に、謝って仲直りすればよかった。
- もっと学生の時に勉強しておけばよかった。そうしたらもっといい大学に入れて、就職先も違ったかもしれない。
- もっと旅行しておけばよかった。歳をとって足腰が弱くなってからでは体力がきつくて長旅が辛い。
- もっと家族と時間を過ごせばよかった。仕事と飲み会にばかり時間を取られてしまい、子供達とも疎遠になってしまった。
このような「〇〇しておけばよかった」という後悔がある場合、今からでも行動を起こして機会を掴める「後悔」があります。「ピアノを習えばよかった」や「喧嘩別れした友人と仲直りすればよかった」という後悔は、まだ修復のチャンスが残されています。
- ピアノを習いたいと思っていたけれど、今更と思って諦めていた。ピアノ教室に通えばよかった。→これは、今からでもトライできます。大人向けの音楽教室もあります。Youtube動画で独学で練習する方法もあります。ピアノも電子ピアノもあります。
- 喧嘩別れしてしまった友人に、謝って仲直りすればよかった。→その友人の連絡先さえわかれば、思いきって「ごめん」と伝えましょう。そして仲直りしたいと思っていると話しましょう。意外と相手も同じように思っているかもしれませんよ。
機会を逸しただけで、取り返すことができる「後悔」なら、これからの人生の中でチャレンジしてみましょう。永遠の眠りにつく時に「〇〇しておけばよかった」という後悔をなるべく少なくするために、今からできるチャンレンジをしてみましょう。
一方、機会を逃して、もう挽回できそうにない「後悔」もあります。上に挙げた中では「家族ともっと時間を過ごせばよかった」「もっと旅行にいけばよかった」「学生の頃もっと勉強すればよかった」などの後悔は、過去の時間と密着しているため、今から挽回することが難しいように思えます。
しかし、このような後悔も、これからの人生を後悔なしにするために活用することはできます。
次回はその方法を紹介していきましょう。
※Jodi Wellman著『You Only Die Once: How to Make It to the End with No Regrets』を参考にしています。