Jodi Wellman氏は『You Only Die Once: How to Make It to the End with No Regrets』の中で、調査結果に基づいた方法として、人生に熱意ややる気をもたらす9つの行動を挙げています。これらの方法は実際に彼女のクライアントに効果があった方法だそうです。
今回は2つめの方法を紹介しましょう。
座っている時間を減らす
人生を熱意をもって生きている人は、とにかくよく動きます。テレビの前にじーっと2時間も3時間も座っているなんてことはしません。座っている時間事態が短いです。めったに椅子やソファに座りません。
物理学に慣性(イナーシャ:Inertia)という用語がありますが、これは運動している物体が動き続けようとする性質のことです。逆に静止している物体は、その物体に力が働かない限り静止を続けます。
この「物体」には、私達人間も含まれます!
あなたがソファに座ってテレビを何時間も見て動かなければ、ますますそのまま動かなくなります。そしてソファから起き上がって動き出すことが、とても億劫になります。そしてますます動かなくなります。「物体の静止状態」に陥るわけです。これでは人生を楽しむための熱意が生まれるはずもありません。
一方、外に散歩に出る、あるいは家の中を掃除するなど、動き始めた物体、つまり私達人間は、そのまま慣性によって更に動く傾向にあります。散歩に出たついでに買い物もする、掃除を始めたついでに洗濯もするなど、動くことは、次の動くことを誘発していきます。
人間においていえば、慣性は惰性とも言えます。
「物体の静止状態」に自分が入らないよう、動き回りましょう。まずその第一歩として、座っている時間を減らしましょう。ソファや椅子などに座っている時間をこれまでの半分にまずしてみましょう。
そのために今日からすぐできる行動を3つ実践してみましょう。
- 電車やバスに乗る時に、たとえ席が空いていても座らないようにしましょう。
- 仕事中に(職務遂行上問題がなければ)椅子に座らず、立って仕事をしましょう。同僚とのミーティングも可能ならば立ったまま行ってみましょう。意外と意見がいつもよりも活発に出るかもしれません。
- 仕事から帰宅して、まずソファや椅子に座る・・・ことを止めましょう。帰宅したら座らないまま、片付け、料理などの行動に移りましょう。
動き回りすぎて疲労してしまっては困りますが、座りすぎることも疲労を呼びます。座りすぎによる疲労は、心身ともにエネルギーを奪います。まずは、座っている時間を減らしていきましょう。
※Jodi Wellman著『You Only Die Once: How to Make It to the End with No Regrets』を参考にしています。