50歳代からの人生から、空虚さや目標がない・・・という迷いを追い払って、楽しく生きていくために役立つ方法を、ポジティブ心理学の研究・調査から紹介していくシリーズです。
今回はSomething new、新しいことを自分の人生に入れていきましょう。
50歳を過ぎてくると、これまでの人生のパターンがある程度決まってきて、「自分の枠」のような世界が出来上がっていることが多いです。自分流のやり方や、自分が心地よいと感じる世界の中で生きていくのも、心が落ち着きますし、安心感があります。この領域を「コンフォート・ゾーン」と言いますが、時には「コンフォート・ゾーン」から出て、今まで知らなかった、やってみたことのない世界にチャレンジしていかないと、自分の成長力や新しい能力、興味を発見できなくなります。
時には「コンフォート・ゾーン」を意識して出て、新しい世界にちょっとだけ足を踏み入れてみましょう。
大げさな行動を取る必要はありません。
1週間に1回、あるいは1カ月に1回、なにか新しいことを試してみます。
そして、そのチャレンジを記録しておきましょう。
- いつ、どのような新しいことを試したか?
- 試してみた感想は?
- 今後どうしたい?
の3つをノートなどに記録していきましょう。
それが、あなたの「コンフォート・ゾーン」から抜け出してみた記録になります。
やってみて、予想以上に面白かったら、もっと続けてみてもよいですし、試したけれど自分には合わなかったということであれば、すぱっとやめればよいのです。
たとえば・・・
- 新しい色のメイクを試してみる。
- オレンジ色の口紅やアイカラーなんて自分に合わないと思ったけれど、結構似合う。元気に見える。
- チークもオレンジにしてみよう。他の色のメイクも試してみよう。
- ヨガのお試しレッスンに行ってみる
- 体が硬くてポーズはうまくできなかったけれど、気分がすごくリフレッシュできた
- あと1カ月通ってみよう。
- 水彩画教室に通ってみよう
- 古株の生徒さん達が多くて、馴染めなかった。絵もあまり上手に描けず、劣等感を感じた。
- 無理して通うのは止めよう。自分で好きに絵を描いていればいいのでは。
チャレンジしてみたらあまりうまくいかない場合もあるでしょうし、意外とはまってしまい新しい自分を発見したということもあるでしょう。
とにかく、定期的に、意識して、新しいことを試していきましょう。
人生のマンネリから脱却できます。それに、新しく試したことの中から「プレ・リグレット・リスト」や「Make me happyリスト」に加えることが出てくるかもしれません。
※Jodi Wellman著『You Only Die Once: How to Make It to the End with No Regrets』を参考にしています。