50歳代からの人生から、空虚さや目標がない・・・という迷いを追い払って、楽しく生きていくために役立つ方法を、ポジティブ心理学の研究・調査から紹介していくシリーズです。
今回はLooking fowrad、楽しみに待つことを作っていきましょう。
楽しいイベントが未来にあると、その時だけではなく、待っている時間も楽しく、わくわくする時間になります。つまり、楽しい気持ちが点ではなく、点までの線になります。楽しいイベントがたくさんあれば、その線が自分のカレンダーのあちこちに引かれているわけですから、うきうきした気持ちが長続きします。
楽しいイベントを意識して、自分のスケジュールに入れていきましょう。スマホのカレンダーや手帳や壁にかかっているカレンダーでも何でもよいのですが、必ず、そのイベントがある日に印をつけましょう。目で見て楽しいイベントが待っていることを確認することが大切です。そして、その楽しいイベントの準備を進めていきましょう。
子供の頃、遠足が楽しみで、でも、遠足のためにおやつを揃えるのも楽しくありませんでしたか?楽しいイベントは準備をするところから楽しみが始まっているのです。
ただ、楽しいイベントといっても、ビッグイベントである必要はありません。自分にとって楽しいことであればいいのです。1週間の夏休みの旅行、恋人の誕生日パーティー、バレンタインデー、結婚記念日のスペシャルなディナー、南の島でダイビングなど、行事的なイベント以外にも、楽しいイベントはたくさんあります。
たとえば・・・
- スターバックスの新作を飲む
- 好きな俳優が出ている映画の公開日
- 新しいピアスをする日
- 新しいカフェへ行く日
- 好きな作家の新作を読む日
など、スモールイベントでも、十分楽しめます。
また、自分だけが楽しみに待つだけではく、家族とのイベントならば、家族みんなで楽しみに待ちましょう。そのために「Save the date」(この日は空けておいて)のチラシを作ってみましょう。手書きでもいいですい、パワーポイントでささっと作ってもいいでしょう。
Save the Date!
2025年ファミリーサマーイベント
7月30日7時に玄関前に集合(時間厳守!)
八景島シーパラダイスへ!
帽子、ドリンク忘れるべからず!
ペンギンと記念撮影あり!
などと書いてチラシを作り、リビングなどに貼っておきましょう。
自分だけでなく、家族にも楽しいイベントを待つ時間を味わってもらいましょう。
何かを楽しみに待つことは、未来志向になります。過去の出来事をくどくど思い返している暇がなくなります。
楽しいイベントをその時だけでなく、事前から味わうことで、楽しみは倍増していくのです。
「もう年だから」「50歳を過ぎて先が見えてきた人生」「楽しいことなんてない・・」
そんな風に思ったら、是非、楽しいイベントをスケジューリングして、楽しみに待ちましょう。
※Jodi Wellman著『You Only Die Once: How to Make It to the End with No Regrets』を参考にしています。