50歳代からの人生から、空虚さや目標がない・・・という迷いを追い払って、楽しく生きていくために役立つ方法を、ポジティブ心理学の研究・調査から紹介していくシリーズです。
今回はAlive time アライブ・タイムを設けることです。アライブ・タイムとは「楽しい!」「生きててよかった!」「わくわくする!」「時間が経つのも忘れる!」というお楽しみの時間です。
50歳を過ぎると、仕事でも家庭でも、自分の役割や立場が人生後半に向けて変わっていく折り返し地点にいると感じることが多くなります。仕事ならば定年、退職、家庭ならば子供の巣立ち、独立、結婚など、自分の生活の場が変わっていく過程にいる、あるいは変わったと感じることが多くなります。
そういう時に、自分のためだけのお楽しみ時間をあえて作ってみましょう。誰かの上司、部下、同僚ではなく、母親でも妻でもない、自分自身が楽しむための時間です。
土曜日の午後など週末の2時間、自分のためのアライブ・タイムをスケジュールしましょう。カレンダーやスケジュール帳に、目立つ色で囲って、アライブ・タイムであることを識別しましょう。
アライブ・タイムには、自分を楽しませること、自分が楽しいと思うことだけをします。
- 推しのライブをDVDやオンデマンド配信で見る
- ヨガレッスンにいく
- サウナにいく
- 海を見に行く
- ピアノなど楽器を弾く
- パンの食べ歩きをする
- 好きな作家の講演会に行く
- 見たかった映画を集中して見る
などなど、自分が楽しい!わくわくする!と思えることを2時間みっちりやってみましょう。
この時に新しいチャレンジを試してみるのもアリです。
1週間に2時間、アライブ・タイムで、自分を楽しませることを習慣にしましょう。
アライブ・タイムを過ごしているうちに、「次はあれをやってみたい」「こういうこともやってみたい」というアイディアが浮かんでくるかもしれません。新しい興味が刺激されるかもしれません。
アライブ・タイムは、50歳以降の人生を楽しくするための地ならしの時間です。
アライブ・タイムで、後半の人生も楽しむ準備をしていきましょう。
※Jodi Wellman著『You Only Die Once: How to Make It to the End with No Regrets』を参考にしています。