オフィス・ライトハウス
ポジティブ心理学実践ワーク
ポジティブ心理学

「ありがとう」を伝える日を作りましょう。

ポジティブ心理学の第一人者であるバーバラ・フレドリクソンによれば、代表的なポジティブ感情は10種類あるそうです。(『ポジティブな人だけがうまくいく 3:1の法則』バーバラ・フレドリクソン著、橋本理恵監修、高橋由紀子訳、日本実業出版社、2010年)

喜び、感謝、安らぎ、興味、希望、誇り、愉快、鼓舞、畏敬、愛です。この10種類のポジティブ感情を感じる機会を増やすことで、私達のポジティビティは増幅していくのです。この中で最もすぐ感じることができる感情が、感謝だと思います。

一日の終わりに感謝することを書き出すことも、感謝を実感するよい方法です。加えて、感謝をもっと周りにも波及させると、愛にもつながり、自分だけでなく、周囲の人にもポジティブな気持ちを移していくことができると思います。

私達は毎日多くの人達の行動に支えられていきています。職場でも家庭でも、実はそうなのです。ただ、不平不満で心を一杯にしていると、周りへの怒りや苛立ちを感じることはあっても、感謝など感じる余裕はありません。

ですから、今日はとにかく「ありがとう」を周囲の人達に伝えよう!という日を設けてみましょう。

朝起きて、よい天気であれば、太陽に向けて「ありがとう」と口に出します。家族が朝食の支度をしてくれたら「ありがとう」。掃除をしてくれたら「ありがとう」。「いってらっしゃい」と送り出してくれたら「ありがとう」。電車に乗った時に自分のためにスペースを空けてくれた人がいたら「ありがとうございます」。会社で書類を渡してくれた同僚に「ありがとうございます」。会議でドアを自分のために抑えてくれた同僚がいたら「ありがとうございます」。タクシーに乗ったら、降りる時に運転手さんに「ありがとうございます」。スーパーで買い物をしたら決済後に「ありがとうございます」。とにかく、周りにかける言葉を「ありがとう」で満たしましょう。

なるべくなら「ありがとう」は穏やかな笑顔と一緒に言いましょう。

「ありがとう」を繰り返しているうちに、自分の脳の中に感謝の気持ちが拡大していきます。そして「ありがとう」と言われた人たちも、時には笑顔で言葉を返してくれる場合もあるでしょう。そうすると、ますます「感謝」がもたらす優しさが心に満ちてきます。

実際には苛立ちや怒りの感情が出てくることもあったとしても、その一日だけは周りに「ありがとう」という感謝を伝え続けましょう。感謝の気持ちをたくさん感じることで、ポジティビティが増えていき、自分にも周りにも明るい感情が広がっていくと思います。

意識して周囲に「ありがとう」を伝えましょう。すぐできるポジティビティを増やす行動です。

 

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