オフィス・ライトハウス
ポジティブ心理学実践ワーク
ストレスマネジメント

ストレスをリセットする方法① カッとするメールを受け取ったらタイマーをセットする

ストレスは生きている限り無くなりません。
ストレスは私達が生きていく上で払わないといけない代金とも言えます。
重要なのは、ストレスをいかに管理していくか、そしてストレスをポジティブなチャレンジに変えていくための方法を知っておくことなのです。
心理学博士のJenny Taitzの著作『Stress Resets: How to Soothe Your Body and Mind in Minutes』(ストレス・リセット:あなたの体と心を数分で穏やかにする方法)を参考に、すぐにできるストレスの緩和方法を紹介していきましょう。

仕事関係や友人関係で、カッとなるメールを受け取ることがありませんか。
思わず反論したくなるメール。言い返したくなるメール。

怒りの炎がメラメラと燃えて、ストレスを感じる!

でも、その怒りのままにすぐ返信するのはやめましょう。
カッとなる瞬間蒸発のような怒りは、最も原始的な人間の感情です。原始の世界に生きていた私達の祖先が、生存を脅かす脅威にすぐに反応できるように生まれた最も原始的な感情です。
21世紀の現在を生きる私達としては、原始的な生活を送っていた祖先と同じ反応をするのは、ちょっと情けないですよね。

そこで、カッとなるメールを受け取ったら。

  1. すぐに返事を書かない。
  2. まず、スマートフォンなどでタイマーをセットします。1~3分くらいがよいでしょう。
  3. タイマーをセットした時間中、椅子にゆったり腰かけて、深呼吸を繰り返します。
  4. その後、もう一度メールを読みます。
  5. どう返事を書いたら、怒りの応酬ではなく、自分の気持ちや戸惑いを伝えられるか、考えてみます。
  6. 返信文を書いたら、もう一度読み返します。これを受け取ったら相手はどう感じるかを想像しながら読み返します。
  7. まだ怒りの感情がにじみ出ているような内容のメールであったなら、もう一度②~④を繰り返します。

カッとなるメールを出した側にも、それなりの理由があるかもしれません。あるいはあなたに何の落ち度もないのに、相手が腹ただしいメールを送ってきたのかもしれません。
どちらの場合でも、怒りの感情については同じ土俵に立たないことが大事です。

「相手をカッとさせる不快なメールを送ってくる人」に、あなたはなりたくないですよね?
怒りの感情の同じ土俵に立たないとあなたが決めることで、あなたは、感情的にも守られますし、売り言葉に買い言葉のメールを返信していたら起こっていたであろうネガティブな結果からも、自分を遠ざけることができるのです。

※Jenny Taitzの著作『Stress Resets: How to Soothe Your Body and Mind in Minutes』を参考にしています。

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