オフィス・ライトハウス
ポジティブ心理学実践ワーク
ストレスマネジメント

ストレスをリセットする方法④ タイムブロックを作る

ストレスは生きている限り無くなりません。
ストレスは私達が生きていく上で払わないといけない代金とも言えます。
重要なのは、ストレスをいかに管理していくか、ストレスをポジティブなチャレンジに変えていくための方法を知っておくことなのです。
心理学博士のJenny Taitzの著作『Stress Resets: How to Soothe Your Body and Mind in Minutes』(ストレス・リセット:あなたの体と心を数分で穏やかにする方法)を参考に、すぐにできるストレスの緩和方法を紹介していきましょう。

やらなくてはならない仕事が山盛り。
複雑でやっかいな作業を終わらせなければならない。
片付けなければならない家事が山積。

このような状況ではプロクラスティネーション、先送り癖が出がちです。
面倒そうで大変なタスクは、やらなくてはいけないとわかってはいても、なかなか手が付けられず、ずるずると先送りしてしまう。先送りしている事が更にストレスを増大する。悪循環です。

その場合には、タイムブロックを作りましょう。
まず1時間だけ時間の固まり、タイムブロックをスケジューリングします。

この仕事が終わらせるのにすごく時間がかかりそう・・・とは考えずに、とにかくブロックした1時間のうち50分間だけはその作業に集中します。「作業を終わらせないといけない」と考えるよりも、「この50分間だけは作業に集中する」と考えましょう。

そして50分間集中したら、あとの10分は休憩時間にしましょう。コーヒーを飲んでもよいですし、ちょっと同僚とおしゃべりしてもよいですし、メールをチェックしてもよいでしょう。
50分間の作業集中時間も、10分間の休憩時間も、タイマーをセットしたほうが、区切りをつけやすいです。

1時間のタイムブロックが終わったら、もう1コマ、タイムブロックを続けたい場合は、もう1時間タイムブロックを取って、作業します。
もう続けたくないという場合は、他の作業をします。

しかし、面白いもので、タイムブロックで限られた時間内だけで作業に集中すると、その作業がまだ継続中の場合、多くの人が続けたくなります。
せっかく取りかかったのだから、あるいはもう少しで終了できそうだから、と感じ、その作業を続けたくなる心理になりやすいのです。

「50分しかない」という時間の枠を感じると、その中でやる気を感じやすくなります
また「50分だけだから」と思えば、大変そうに見える作業も取りかかりやすくなります。
50分だけでも作業を進めることができると、その作業を終わらせなければならないと思うことで感じていたストレスが、すーっと薄らいでいきます。また、作業を先延ばしにする先送り癖も、50分間だけでも進めることができたということで、出にくくなります。

やる気がでない。取りかかるのが億劫。でも先送りすることでもっとストレスを感じる。
そういう場合には、50分作業+10分休憩=1時間のタイムブロックを取ってみましょう。

1時間のタイムブロックが長すぎて難しいと感じる場合は、25分作業+5分休憩=30分のタイムブロックから始めてみましょう。

※Jenny Taitzの著作『Stress Resets: How to Soothe Your Body and Mind in Minutes』を参考にしています。

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