ストレスは生きている限り無くなりません。
ストレスは私達が生きていく上で払わないといけない代金とも言えます。
重要なのは、ストレスをいかに管理していくか、ストレスをポジティブなチャレンジに変えていくための方法を知っておくことなのです。
心理学博士のJenny Taitzの著作『Stress Resets: How to Soothe Your Body and Mind in Minutes』(ストレス・リセット:あなたの体と心を数分で穏やかにする方法)を参考に、すぐにできるストレスの緩和方法を紹介していきましょう。
今回は、自分の価値観をはっきりさせることです。
自分が重要だと思っている価値観は何か、考えて書き出してみましょう。そして、ストレスを感じた時、自分の価値観に照らし合わせてどうすべきかを考えるのです。
価値観とは、目標とは違います。自分が人生を通して大切にしたい、自分がそうすることで心が落ち着く、自分に満足できるということです。
- 他人依存ではなく、自立した生き方をする
- みんなと協力して何かを成し遂げることが好き
- いつでも自分のベストを尽くす
- 計画をきちんとたてる。
- 他の人に親切と思いやりを持って接する
- コミュニティーに貢献する
- いつも家族を大切にする
このようなことが価値観と言えます。
自分が大切だと思う価値観を書き出して、常に持っていましょう。スマートフォンのメモに書いておいてもいいでしょう。
ストレスを感じて、怒鳴りそうになったり、かっと怒りそうになったり、投げやりになりそうになったら、書き出した自分の価値観を見ます。そして、自分が大切にしたいと思っている価値観に照らして、今自分が感じている感情やしようとしている行動が、価値観に反していないか、チェックします。
例えば、職場のプロジェクトであまりに大量の作業が必要なためにストレスを感じ、もうやめたい、投げ出したいと思った時。
大切にしたい価値観が「いつでも自分のベストを尽くす」「計画をきちんとたてる」であったら、作業工程を一個づつ終わらせていく計画を建てて、少しづつ作業を進めてみようと思い直すかもしれません。
あるいは、家族がなかなか家事に協力してくれなくて、いらいらして怒鳴ってしまいそうになった時。
「他の人に親切と思いやりを持って接する」「いつも家族を大切にする」が大切にしたい価値観だったなら、怒鳴り声を上げるまえに、家族に協力してもらいたいことについて冷静に説明する、命令ではなく、自分の状況を説明して家族の協力をお願いしてみることが、適切な方法かもしれません。
ストレスを感じて感情を爆発させてしまいそうな状況や、極端な行動を取りがちな場合でも、自分の大切にしたい価値観を読み直して、その価値観に合致する言動を取ろうとしてみましょう。
そしてうまくストレスを回避できて、価値観と合致する言動が取れらた、そのシチュエーションをノートなどに記録しておくとよいでしょう。
自分がストレスを上手に回避した記録は、後々役に立ちます。自分の進歩が文字で明確にわかります。
また同じようなストレスを感じるような状況に陥った時に、以前はこうやってストレスを回避したという記録を読み返すことで役立ちます。
毎回うまくいかなくても、繰り返していくことによって、ストレスを回避するスキルが次第にアップしていきます。
※Jenny Taitzの著作『Stress Resets: How to Soothe Your Body and Mind in Minutes』を参考にしています。