オフィス・ライトハウス
ポジティブ心理学実践ワーク
ポジティブ心理学

マインドマップを書いて、気持ちを整理してみましょう。

ポジティブな気持ちでいることの一番の障害は不安です。具体的な不安よりも、もやもやした実態がよくわからない不安や、まだ起こっていないのに自分で勝手に想像してしまう不安が、質が悪いのです。このような不安は、ネガティビティを増やす大きな要因になります。

ポジティブな気持ちを増やすことも大切ですが、ネガティブな気持ちを減らすことも大切なのです。そこで「もやもや不安」への対処法としてお勧めなのが「マインドマップ」です。マインドマップとは、イギリスの著述家トニー・ブザン氏が提唱したもので、自分の考えや情報を連想ゲームのように書き出して整理していくものです。このマインドマップをすると、考え方が整理されるだけでなく、思いがけない発想が生まれたり、考えと考えの間のリンクが明確になります。リスト作成とは違った、思考の整理ができます。

方法は簡単です。まず、白い紙を用意します。

真ん中に、気になっていることを書いて〇で囲みます。

そこから思いつく考えや発想を書いて放射線状につなげていきます。

思いつく限り、どんどん外側に向かって伸ばしていきます。

そのうち、この考えとあの考えはリンクしているなと思うものがあれば線でつなげます。

たとえば、「この先どう生きていくのか何となく不安」と最初に書いたとします。

なぜ不安か?

「お金がなくなるのではないか不安」

「仕事が続けられるか不安」

「生きがいがない」

など、不安を感じている理由はこれかな?と思うものを書いていきます。

そこから、どんどん考えを繋げていきます。

貯金が十分ないから不安なのでは?

→貯金額を把握しているか?

→一カ月の生活費を把握しているか?

→まずは資産状況を正確に把握しよう

→生活費がいくらかかっているかきちんとチェックしよう

というように、だんだんもやもやしていた不安が、具体的な形になってきます。そして、こうしてみよう、ああしてみようというアクションを思いつきます。

もう一つ例をあげてみましょう。

「もっと活動的に過ごしたい」と白い紙を真ん中に書いて、そこから発想を広げていくこともできます。

「もっと活動的に過ごしたい」

→「運動した方がいいのでは」

→「どんな運動が向いているだろう」

→「ジムに通うのは面倒だ」

→「家でできる運動は何だろう」

→ネットで調べてみよう

このように、具体的なアクションに結び付くまで、発想を繋げていきます。

落ち着ける場所で、静かにマインドアップを書く時間を設けてみましょう。

もやもやしていた不安の正体を見極め、分解し、具体的な行動に結び付けていくことができるため、ネガティブ気分にも、ポジティブ気分にも効果があります。

まずは今一番気になっている問題を一つ選んで、マインドマップを書いてみましょう。

 

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