オフィス・ライトハウス
ポジティブ心理学実践ワーク
ポジティブ心理学

習慣のチカラを利用。悪い習慣を断つためのアクション。

身につけたいよい習慣の対極にあるのが、やめたい悪い習慣。

悪い習慣は現在進行形で私たちの暮らしを妨害しているので、身につけたいよい習慣よりも、実は悪い習慣をやめることの方が重要かもしれません。

自分自身が嫌な気持ちになる習慣を断つことができれば、ネガティブからポジティブへのV字展開ができます。「私はできた!」という達成感も、悪い習慣を断ち切ることによって大きく感じることができます。

悪い習慣を断つことも、よい習慣を身につける時と同じように、3週間がんばってみます。3週間断つことができれば、その悪い習慣を自分から離すことができたと思ってよいでしょう。3週間たった後に、再び悪い習慣に戻ってしまうことがあったとしても、基盤ができているので、1回や2回で、習慣化する前に、そこから離れることが容易になります。

それから、これもよい習慣と同様、1回にトライするのは1アイテム、1個の習慣の改善にしましょう。一度にあれもこれもとやらないことが重要です。

悪い習慣を断つ時には、よい習慣を身につける時よりも、理論的アプローチが有効です。

まず、自分がやめたいと思っている悪い習慣を書き出していきます

次に、なぜ、それを止めたいと思っているのか理由を書き出していきましょう。

そして、なぜ、その習慣を悪いと思っていながら断ち切れないのか、要因を考えて書き出していきましょう。そこに、その悪い習慣を止めるヒントがあります。自分を悪い習慣に陥らせるトリガー(きっかけ)を見つけていきましょう。

トリガーをみつけたら、そのトリガーをなくす工夫をしていくのです。

例えば、食べ過ぎ。多くの人(特に女性達)が体重を減らしたいと思ってはいても、食べ過ぎたり、運動を怠ったりしていることがあります。

ここで断ちたいのは「食べ過ぎる習慣」です。

なぜ、食べ過ぎる習慣を止めたいと思っているのか?体重を減らしたい。健康によくない。体が重い。外見を美しくしたい。長生きしたい。そのような理由が挙げられるでしょう。その理由は、あなたにとって、本当にそうしたいと思っている理由でしょうか?本当にその習慣を止めたいと思っているのでしょうか?自分で「止めたい理由」に納得していますか?

理由に納得しているなら、その悪い習慣を止めるアクションに真剣に取り組みましょう。

その悪い習慣のトリガーは何でしょうか?そのトリガーをなくすことはできるでしょうか?

例をあげて考えていきましょう。

  • 家にお菓子が常にあって、つい口寂しくなると食べてしまう。

→「家にお菓子がある」ことがトリガー。

→家にお菓子を買い置きしたい。

  • 家族が残したものがあるともったいなくて食べてしまう。

→「食べ残したものがある」ことがトリガー。

→食事の量を少し減らす。残った食事は冷凍して、アレンジレシピにする。

  • テレビを見ながらポテトチップスを食べていると、つい一袋空にしてしまう。

→テレビを見ることとポテトチップスが結びついていることがトリガー。

→テレビのお供をポテトチップスではなく、ローカロリーの飲み物にする。あるいはポ

テトチップスを小さい袋のものにする。

  • いらいらするとヤケ食いしてしまう。

→いらいらする気持ちと食べることが結びついていることがトリガー。

→いらいらしたら、食べること以外にすることを決めておく。お風呂に入る。大声で歌

う。掃除をする。手を洗うなど、他のアクションを決めておく。

 

悪い習慣を自覚する

→止めたい理由を考える

→悪い習慣のトリガーになっていることをみつける

→トリガーを取り除くためのアクションを起こしてみる。

このサイクルで、悪い習慣を断つことに取り組んでみます。

よい習慣を身につけるよりも、悪い習慣を断つ方が難しいと思います。一度や二度失敗しても、自分を責めないようにして下さい。悪い習慣を断つためにアクションを起こしているということが、あなたにとっての新しいよい習慣なのです。

よい習慣を身につけるよりも、悪い習慣を断つ方が難しいと思います。焦らず、じっくり、複数回トライするつもりで取り組んでいきましょう。

習慣のチカラを利用する。身につけたいよい習慣リスト。ポジティブ心理学...

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