オフィス・ライトハウス
ポジティブ心理学実践ワーク
年末年始スペシャルプログラム

年末年始スペシャルワーク➁ 書き出した問題点をカテゴリーごとに分けましょう。

悩み、課題、問題点。すべてを書き出してみましたか?

年末年始スペシャルワークの2回目は、書き出したそれらの問題点を、カテゴリーごとに分けてみましょう。

カテゴリー分けは3段階で行ってみます。

自分がどうにかできることと、できないことに分ける。

まずは、自分の力でどうにかできることと、どうにもできないことの2つに分類しましょう。書き出した問題点を眺めてみて。自分の力ではどうにもできない、いくら悩んでも自分では変えられない、という事に、チェックマークをつけていきましょう。

「自分ではどうにもできないこと」だけれど、つい悩んでしまう事の代表例には以下のようなものがあります。

  • 大地震が起きたらどうしよう?
  • がんになったらどうしよう?
  • 恋人が浮気したらどうしよう?
  • ペットが病気になったらどうしよう?
  • 自分が死んだらどうなるのだろう?

考えても、不安になっても、どうしようもないことなら、悩んでも仕方ないのです。投げやりになるわけではないのですが、この世の中、人知の及ばぬ事象もあるのです。私達人間の力ではどうにもできないこともあるわけです。天変地異がその代表例です。

そうはいっても、そのどうしようもないことに悩んでしまうのが人間というものですが。文字にして、自分はどうにもできないことなのだ、というカテゴリーの問題点をはっきりさせましょう。自覚しましょう。

「自分ではどうにもできないこと」に悩んだり、心配したりする時間が、私達は多すぎるのです。「自分の力でどうにかできること」にフォーカスするために、問題点のうち自分ではどうにもできないことを切り捨てましょう。

「自分はどうにもできないこと」だけれど、間接的に防御できることがある?

次に「自分ではどうにもできないこと」に分類したカテゴリーを、もう一度よく見てみましょう。自分ではどうにもできないけれど、そういう状態にならないよう備える手立てがあるものもあります。「自分ではどうにもできないこと」の起こる確率を低くするための防衛策を取ることができるものもあります。

上の例でいけば

  • 大地震が起きたらどうしよう?→防災グッズを備えておく
  • がんになったらどうしよう→治療費の心配をしなくて済むよう保険に入っておく
  • ペットが病気になったらどうしよう→ペットを定期的に検査する

その事象が起きるか起きないかは、自分の力でコントロールできないですが、その事象が起きた時のための備えや、起きる確率を低くするための対策は打てるものがあります。それらの事項は、「自分の力でコントロールできないけれど、防衛策を打つ事はできる」こととして、防衛のためにできることを書き加えておきます。これで、悩みや問題点の幾つかは、対策を立てることができたわけです。ここまで進んだことだけでも、かなりの進歩です。自分の問題点に対して、対応策を打つために一歩踏み出すことができたわけですから。

「自分がどうにかできる」問題点を種類ごとに分ける

次に「自分がどうにかできる」を考えた問題点を、同じ種類ごとに分けていきましょう。

問題点のリストを見て、関係ありそうなものは同じカテゴリーに分けていきます。

問題点はたいてい、以下の10種類に分けられると思います。

  1. 健康問題や病気に係わること
  2. 体重、ダイエットなどの外見に係わること
  3. 仕事、職場環境、待遇
  4. お金
  5. 親、子供などの家族関係
  6. 配偶者、恋人などの親密な人間関係
  7. 友人、同僚などの、⑤⑥以外の人間関係
  8. 学校や資格などの学業、勉強
  9. 自分自身の性格
  10. 将来への不安

「自分でどうにかできる」と考えた問題点を、この10種類に分類していきましょう。分類していくうちに、「やっぱり自分の力でどうにかできる問題ではない」と思った時には、「自分ではどうにもできない問題点」のカテゴリーに振り分けましょう。

あなたの問題点は、10種類のうち、どのカテゴリーが多かったでしょうか?もし、一つか二つのカテゴリーに問題点が集中しているとしたら、そのカテゴリーは要注意。自分の心身を大きく支配しているカテゴリーです。これからのワークで、特に注意して取り扱わないといけません。

いろいろな問題点をカテゴリー分けすると、自分の意外な一面が見えてきたりします。あるいは、あまりにも問題点や種類が多くてうんざり、あるいは心配が募ったという人もいるかもしれません。

でも、大丈夫。この段階では、自分の頭や心の中にあったもやもやした問題点を棚卸しして、外に出すことに集中すればよいのです。

前向きなことを考えようとしても、問題点で頭や心が一杯になっていると難しいものです。

ワーク①➁で、頭と心のクレンジングをしたと思って下さい。

書き出した問題点については、ワークを重ねながらじっくりと処理していきます。

 

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