ワーク3~6を通じて、自分が幸せだと思う事、状況や、自分が大切にしたい価値観を明確にできたでしょうか?
人は意外と自分のことをわかっていないものです。自分が本当にどういう状態であれば満足して幸せを感じるのか、これを機会によくよく考えてみることはとても大切です。自分の価値観と合っている状態、自分が幸せだなあと思う状態に向かって、私達は向かっていこうとしているわけですから。
その方向がそもそも間違っていたら、とんでもないことになります。努力しても、ガマンしても、たとえ「成功」と言われるものを手にしたとしても、自分がどうも違和感を感じる、幸せだとは思えない、むしろプレッシャーや「まだ全然だめだ」という強迫観念に追われたりすることになってしまいます。
自分が本当に幸せだと思える状況。自分の大切な価値観と合致している状態。そういうものを目指していく努力なら、苦労があったとしても、満足できる努力になると思いますし、達成感を感じられると思います。自分に合致した方向性。それを見失わないようにしましょう。
そこで、自分が幸せだと思う状況や、自分の大切な価値観を、ビジュアル化しましょう。雑誌やフリーペーパー、新聞、なんでもよいので、自分が幸せだと思う状況を表しているような写真やイラストを切り抜き、スクラップブックに貼りましょう。自分の大切な価値観と合っていると思う写真や文章を切り抜いて、貼っていきましょう。自分の理想的な状況を表す自分だけのスクラップブックを作りましょう。
あるいは、スマートフォンのカメラで、そういう写真やイラストを撮影。自分の理想像というフォルダーを作って、そこにまとめて保存してもいいでしょう。
自分はこういう風に暮らしていきたいのだ。こういう風に生きていきたいのだ。
そういう状態をビジュアルに表して、具体的なイメージとして目に刻み付けていくのです。
「きちんと整理整頓された空間で穏やかに過ごしたい」という状態が大切な価値観だとしたら、日差しがさしこむ明るい清潔なリビングで静かにお茶を楽しんでいるシーンの写真をスクラップブックに貼ってみましょう。
「いろいろな事に興味を持って勉強して、資格も積極的にとって自分自身を高めていく」事が幸せを感じる状態であれば、勉強している人物の写真やたくさんの本が積まれている写真をスクラップブックに貼ってみましょう。
自分の理想像を文字として、言葉として認識することはとても大切ですが、それをビジュアルにしてみると、イメージが更に具体的になります。
自分の幸せ、価値観を表すスクラップブックを作って、自分の目指したい方向を具体的にイメージしていきましょう。