オフィス・ライトハウス
ポジティブ心理学実践ワーク
年末年始スペシャルプログラム

年末年始スペシャルワーク⑩ セイバリングの時間を持ちましょう。

ワーク10では、セイバリングの時間を持つことを始めましょう。

セイバリングとはsavoring。時間や経験をじっくりと味わうことです。

ポジティブ心理学の実践では、セイバリングはとても大切な習慣として挙げられています。

自分を変革したい、もっと自分の望む人生を生きたい、少なくとも近づいていきたいと思う時。自分の気持ちの在り様や、考え方の癖、傾向を見直して、再配置していく、リワイアメント rewirementが大切だと、前ポストで書きました。リワイアメントに有効な手段の一つが、セイバリングです。

「心地よいなあ」「好きだなあ」「幸せだなあ」と思う瞬間が、一日の中に一回くらいはありませんか?大きな事である必要はありません。小さな幸せで十分なのです。自分が楽しい、嬉しいと思える時間を、じっくり、以前より少し長めに、集中して味わうのです。

例えば、次のような時間です。

  • 温かいお風呂に入ってほっとする時間
  • おいしいケーキを食べている時間
  • ぼーっと空を眺めて、朝日や夕日の美しさにほれぼれする時間
  • ペットが体を摺り寄せてくる癒しの時間
  • 子供が楽しげに笑っている時間
  • マーマレードジャムがおいしく作れた時間

このような、毎日の時間の中の、「楽しい」「嬉しい」「心地よい」「幸せ」というよい気分を味わえる時間を、じっくりと味わいましょう。いつもよりも、長い時間をかけて、その事に集中して味わいましょう。

一日一回だけではなく、何回もそのような時間があるかもしれませんが、少なくとも一日一回は、セイバリングの時間を意識して作りましょう。

始めは慣れなくとも、毎日繰り返していれば、セイバリングの対象をみつけやすくなると思います。

セイバリングのポイントは以下の3点です。

  • 慣れるまでは、意識して、一日少なくとも一回はセイバリングの対象を見つけて味わう。
  • その時間、味わうことに集中する。テレビみながら、スマホみながら、というながら活動はしない。
  • セイバリングの対象は大げさなことでなくてよい。日常の中の小さな出来事で十分

 

更に、セイバリングの効果を高める方法としては

  • ノートに記録する。
  • 他の人にその経験を話す。
  • スマートフォンでその時間や対象を撮影する。

セイバリングの時間の後、もう一度それを反芻するには、上記のアクションが有効です。

スマートフォン時代の今は、スマートフォンのカメラで、セイバリングの対象や時間を撮影して、セイバリング写真のフォルダーを作って保存する事も楽しいものです。後から見返して、自分がどんな時に「楽しい」「幸せだ」と思ったのかを認識できます。また、今日は一つもよいことがない!などと思う日でも、セイバリングフォルダーの写真を見返して、これを試してみようかなと思えることもあると思います。

ただし、インスタ映えするような美しい写真を撮ることに注力して、セイバリングそのものが疎かになることがないよう、注意して下さい。

新しい年に向けて、今年のうちから、セイバリングの習慣を毎日の生活の中に根付かせるよう、今から始めてみましょう。

今後のワークで、問題解決や、目標設定のワークを行う時に、心を耕して、気持ちを整えておく必要があります。セイバリングは、そのための有効な手段となります。

 

 

 

 

 

 

 

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