オフィス・ライトハウス
ポジティブ心理学実践ワーク
年末年始スペシャルプログラム

年末年始スペシャルワーク⑪ 1日3つ感謝する事を書き留めましょう。

ワーク⑩のセイバリングの習慣を持つことと共に、毎日の暮らしの中で習慣づけてほしいことがあります。それは感謝を書き留めることです。年末年始の時間を利用して、ぜひ、感謝する事を習慣化しましょう。

一日の終わりに、今日起こったよい事を3つ思い浮かべて、それをスケジュールや日記に記録しましょう。感謝することは、セイバリングと共に、リワイアメント(自分の心の再配置)に大変重要なのです。

世の中をどう捉えるかは、脳のパターンに支配されています。我々は悪い事や否定的な事に心が向きがちですが、それは動物としての人間が生き延びていくために危険な事にアラートを出す必要がありますから、脳としては生存するために当然の働きをしてきたわけです。

つまり、人間はネガティブなのが普通。常に否定的な見方をすることが、通常モードなのです。

ですから、意識して、ポジティブな事に心を向ける練習が必要なのです。心と書きましたが、つまりそれは脳です。脳がポジティブな事に気づくように、ポジティブな出来事をスキャンするように、練習していく必要があるのです。

ショーン・エイカー氏の『幸福優位7つの法則』に「テトリス効果」について書かれています。テトリスというゲームがあります。テトリスゲームをやりすぎると、世の中全部がテトリスの四角の形に見えてきてしまうということです。

同じ世界を見ていても、テトリスの四角で世界を見ることとで、全く違った世の中になります。

この「テトリス効果」をよい方に応用するのです。

世の中に感謝することは結構ある、と認識すれば、脳は感謝する事を探すように訓練されていきます。

「感謝することが結構ある」と脳に認識させるために、一日の終わりに考えて、感謝し(実際に「ありがとう!」と口に出すことをお勧めします)、ノートに書いて記録しましょう。書くことによって、視覚的にも「感謝することがある」ことを認識します。

感謝する対象は、大きな事である必要はありません。試験に合格した、出世できた、お給料が上がった、プレゼントをもらった。こういう事も感謝の対象になりますが、毎日起こることではないでしょう。小さな事で十分なのです。

  • 今日も家族が元気に帰宅した。
  • 家族でテレビのお笑い番組を見て大笑いした。
  • 夕飯のカレーがおいしかった。
  • 夕焼けがきれいだった。
  • いつもより早く帰宅できた。
  • 犬の寝顔がかわいかった。

思い出すと、ほっこり、じんわり心が温かくなるような事が、感謝の対象になるでしょう。

最低最悪の日だった・・・という一日もあるでしょう。

今日はよいことなんて一つもなかった!感謝する対象なんて、みつからない!そう思う日もあると思います。

そういう日は、ネガティブ・ビジュアリゼーションNegative Visualizationを試してみて下さい。

  • もし~でなかったら。
  • もし~がなかったら。

と、今の環境がなかったとしたらどうなるか?ということを想像してみて下さい。

  • もし住む所がなかったら?→少なくとも住む所はある。ありがたい。
  • もし家族がいなくて一人きりだったら?→天涯孤独ではない。ありがたい。
  • もし仕事がなくてお給料がなかったら?→色々あるけどお給料を貰えるのはありがたい。
  • もし日本に生まれてなかったら?→戦争をしている国に生まれなくてありがたい。
  • もし生まれてこなかったら?→生まれてきたことで十分奇跡でありがたい。

想像してみれば、感謝できる事は結構あるのです。

感謝の習慣は、訓練です。反復練習です。脳に、否定的な事ばかりでなく、感謝できる事、ありがたい事にフォーカスするよう、自分で訓練していきましょう。

毎日寝る前に、1日3つの感謝を書くことをお勧めしますが。どうしても難しいという場合は、週末にその週の感謝する事を5つでも効果はあります。

自分達の脳に、ポジティブ・テトリス効果を教え込んでいきましょう。

 

 

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