ワーク16で、漠然とした大きな問題の1つを解きほぐすためにマインドマップを書いてみました。
あと、2つ、問題を取り上げて、マインドマップを書いてみて下さい。
もしかすると、取り上げた3つの問題は関連しあっていて、マインドマップに書き出す事も共通していたり、似通っているかもしれません。
3つのマインドマップを書いてみたら、それをじっと眺めてみましょう。
そして、「こうしたらどうかな?」「これを試してみたらどうだろう?」「こういう事をしてみたい」という、行動に移せるアイディアがあれば、色のついたペンでその事を囲みましょう。ピンクでも緑でも青色でも構いませんが、ぱっと目立つ色にしましょう。
もしかすると、これまでに行ったワークにより、既に行動に移している事もあるかもしれません。
ワーク10や11で毎日感謝する事やセイバリングの練習をしました。そしてワーク15で5分間瞑想の練習もしました。この3つは、色々な漠然とした問題に対処するアクションの1つになりやすい行動です。
ワーク8や14で行った行動が、問題に対する行動の一部になっているかもしれません。
ですから、既にあなたは問題に対処するための行動を起こしているといえます。
既に取っている行動があれば、それは違う色のペンでもう一度囲みましょう。あなたが問題に対して既に行動を自ら起こしていることを、視覚的に確認するためです。
3つのマインドマップを書くと、取れる行動やアイディアがゼロということはまずなく、幾つかのアイディアが出てくると思います。それらを実際に行動に移していきましょう。
小さな行動で構いません。実際にアクションに移すことが大切です。
頭や心の中でぐるぐる考えているだけでは、自分も世界も変わりません。かといって、いきなり大きな変化を引き起こす必要もないのです。すぐできる行動。取りかかりやすいアクション。それらを実行してみましょう。
例えばワーク16で例にあげたお金への不安について。
- 毎月かかっているお金を計算する。
- ねんきん定期便をチェックする。
- 一生にかかるお金はいくらかネットで検索する。(ただし公的機関あるいは大手銀行や大手保険会社のホームページにして下さい)
- 自分のお金いくらあるのかきちんと調べてみる。
こういう事であれば、すぐ取れるアクションです。
小さなアクションを起こすと、そのアクションから次のアクションやアイディアに繋がりやすくなります。行動を起こすことで、あなたの脳や心や体が刺激されていくのです。
そして、何より、問題に対してアクションを起こすことができたという、自分への信頼感、肯定感に繋がります。
一度に多くのアクションを起こす必要はありません。小さなアクションを、一つずつ、着実に、起こして、変化の小さな波を継続させていきましょう。